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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

悟を愛する者たちにスポットを当てた番外編「僕だけがいない街」 9巻 感想 

僕だけがいない街 9 (角川コミックス・エース)
三部 けい
KADOKAWA (2017-02-04)
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僕だけがいない街 9巻 感想です。

加代、賢也、母、愛梨それぞれにスポットを当てた番外編であった。

加代、賢也の物語は悟が意識不明の寝たきり状態のときの空白期間を描いたエピソードで、それぞれが悟のことを愛し、悟のために一生懸命で絆の強さに泣かせる内容だった。

加代は中学に進学しても部活より悟のお見舞いを日常としたり、賢也は人生における重要な意志決定までしちゃうからかっこいい。

悟の母の物語は息子の成長を綴った日記風で、こちらも愛で溢れていた。そして似たもの親子だなあと感じる過去エピソードもあったりでつくづく良い母親だと思った。

愛梨のエピソードは再上映後、悟と初めて出会う物語。仕事がうまくいかなくて気持ちをリセットしたときに偶然出会ったのが雪宿りしていた悟。

こんな偶然でも物語は動くんだなと思う物語だった。

個人的な評価
★★★★☆



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タイトルの意味とは…!?物語完結!!「僕だけがいない街」 8巻 感想 

僕だけがいない街(8)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)
KADOKAWA / 角川書店 (2016-04-27)
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僕だけがいない街 8巻 感想です。

いよいよ原作も最終回。

明らかに事件を起こそうとしている八代も参加するリハビリイベントに、悟は全てを思い出して臨んでいた。

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決着をつけるために協力を仰いだのは親友ケンヤ。小学生時代から描かれているからこの二人の友情に胸が熱くなる。

悟たちの八代包囲網により、色々邪魔されても生を実感する大量殺人鬼八代。あえて自分が犯人だと告げるようなヒントも残したりどこまでも刺激を求める狂気性を感じる。

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あの真っ当そうな先生の本性がこれだからマジで怖いキャラだった。

そして久々の再会にはゾクゾクした!どちらも余裕と自信があるように見えるこの緊張感とこれから起きる決着に。

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八代は女児を殺害するために簡単な細工で15分のアドバンテージを稼いでいたが、悟は再上映の能力により18年のアドバンテージがあったと告げたところは俺の中で一番盛り上がったシーン。これが決定的に八代を敗北させた言葉だよね!1巻で母が八代に殺されここまでとても長く感じた。感無量だ。

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八代は悟と共に心中しようとするがそれも阻止して司法の場に。八代は確定死刑囚となってめでたしめでたし。一度目の世界の母の仇も討てたろう。

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そして「僕だけがいない街」というタイトルの意味。悟死亡とか悟が冤罪で孤独になるという意味ではなく、意識不明の15年の間に刻まれた絆のことだった。意識不明で街に悟がいない状態でも仲間たちは悟の意志を引き継いでいてくれた。

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他人を利用しまくりで孤独に戦った八代との決定的な差でもあると思った。

最後は愛梨とも再会。この後二人にはロマンスがあって欲しいと勝手に思っている。15年経って適齢期でもあるし、幸せにもなってもらいたい。

あとはいくらかスピンオフ作品が出るようだけど、本編は完結。

最初は帯コメントにジョジョの荒木先生が登場して話題を集めたが、今やしっかりと作りこまれた物語が人気の作品となった。

初版を発売日に買ってここまで大きな作品になる過程を見れたのも嬉しい俺は初版厨。

外伝も期待!

個人的な評価
★★★★★



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記憶を取り戻す鍵は愛梨…!?しかし犯人も再び動き出す…「僕だけがいない街」 7巻 感想 

僕だけがいない街(7)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)
KADOKAWA / 角川書店 (2015-12-26)
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僕だけがいない街 7巻 感想です。もうすぐアニメも実写映画もあってどちらも期待している。

全ての黒幕で真犯人であった八代学に最後の最後で敗北し15年間眠り続けた悟が目覚めたのが前回。

そしてどんな状況でも悟の無実を信じ続けたヒロイン愛梨と偶然の再会を果たして、失ってしまった記憶の断片が蘇っていた。

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少しずつ記憶を取り戻しつつあるが、再び意識を失い次に目覚めたのは約1年後。

悟の奇跡的の覚醒は世間でも大きく注目され、もちろん犯人である学の目にも止まっていた。

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自分に刺激を与えてくれる悟を特別視する学は15年の月日を経て市の重役のポジションを得たり、偽名と変装で身分を偽ったり、より凶悪性が増していた。

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しかも悟が目覚めたことで、新たな事件が発生しそうなフラグがビンビン。悟の記憶の復活と事件発生どちらが早いか緊張感のある展開だった。

記憶を取り戻す鍵となるのは愛梨の存在。しかしこのやり直した世界では面識がないからここで会ってもただの不審者。記憶の中にある情報から愛梨を見つけることは容易だったが、接触は難しい状況。

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誰かの歌の歌詞じゃないが、目の前にいるのに会えなくて震えてしまいそうだ。もどかしい!

いつ学が動き出すかハラハラする状況だったが、悟が入院している病院のイベントでついにそのときが来てしまった。

母も乗るシャトルバスに違和感なく殺人セットを詰め込み、自ら運転手もやっていた。

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もちろん悟の記憶はまだ戻っていない。それどころかたまの気晴らしみたいな心境っぽい。このイベントに愛梨が参加していてくれればよかったけど、目的地に偶然いてくれることを祈るばかりだ。

学が悪い意味で狂喜乱舞する再上映(リバイバル)した悟早く戻ってきてくれー!

個人的な評価
★★★★☆



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やはり真犯人は手強い…!?物語は新ステージへ!!ネタバレ注意!!「僕だけがいない街」 6巻 感想 

僕だけがいない街 (6) (カドカワコミックス・エース)
三部 けい
KADOKAWA/角川書店 (2015-07-04)
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僕だけがいない街 6巻 感想です。

アニメ化も決定したそうで、とても期待している。


犯人は残念ながら八代先生。悟たちに親身になって協力してくれたいい先生だったのに信じたくない真実。

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しかも人心掌握術を会得していて、悟もそれにまんまとハマり誘導されて逆に追い詰められていた。違和感はあったのに、そこから目をそむけさせる技術。未来の世界でも逮捕されていないだけあって強敵だった。読者も悟も騙されていたというわけだ。

敗北した悟は八代に始末されてしまった…

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八代が殺人鬼になるまでの物語も丁寧に語られた。

学少年は、裕福な家庭で両親に溺愛されながら育ち、実の兄から暴力を受け、性犯罪の共犯にさせられ悪の知識とストレスをため込みながら育っていった。

もうね、いかにも猟奇的犯罪者が育ちそうな環境。世界仰天ニュースの仰天犯罪スペシャルの再現VTRみたいな雰囲気。

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兄が女児を暴行中に誤って女児を殺害してしまったときは、共犯である自分は罪を逃れるために、兄を自殺に見せかけて殺害。

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そのときの笑顔が子供の笑顔じゃないしw

小物じゃない真犯人の生き様とバックグラウンドが狂気に満ちていて、もしもこんな奴が現実世界にいたならその存在を頭の隅にすら置いておきたくないタイプ。

心理学に詳しい恋人も犯罪に活かすために利用して、余計な勘ぐりをしてきたら始末。

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想像以上に邪悪な真犯人で、ここまで重い話になるとは思っていなかった。あとがきからもわかるように設定が緻密で、重厚感のある物語だと改めて思った。

そして悟は八代に嵌められてから15年間植物状態になっていた。生きていたことも嬉しかったが、それ以上に奇跡の覚醒には涙が出てきた!!

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15年間ずっと看病してきた母の愛にも感動する!

かつての友達もずっと悟の身を案じていて、あのとき助けた加代は子供まで生まれていて、非常に温かいシーンだった。

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意識を取り戻した悟だが、真犯人の正体や再上映の能力のことなど一部の記憶を失っていた。しかし眠り続けていたため行っていないはずの修学旅行の記憶や、大人の知識、身体に染みついた技術などはあって、悟に違和感を与え続けていた。

そして最後に片桐愛梨との再会!どうやら彼女の存在が悟の閉ざされた記憶を解く鍵になるようだ。

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そうしたらいよいよ八代との直接対決かな。

一度は敗北するも15年の時を経て再び立ち上がった悟と、変わらない友情を育む友人たちに、敵が極悪人だけに胸が熱くなる感動する展開だった。

個人的な評価
★★★★★



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真犯人の犯行を事前に阻止するために…「僕だけがいない街」 5巻 感想 

僕だけがいない街 (5) (カドカワコミックス・エース)
三部 けい
KADOKAWA/角川書店 (2014-12-26)


僕だけがいない街 5巻 感想です。


悟は雛月を救ったがまだ真犯人は捕まっておらず安心してはいけないと考え、次の被害者となることを知っている「中西彩」を救うための行動に出た。

犯人は独りぼっちの子供を狙うことから、その時間を作らないように一緒に遊ぶなどをしていたが、犯行をさせないようにする対症療法って感じだね。

だけど子供ながら本気で付き合ってくれる仲間がいてくれることに安心感を抱く展開だった。

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未来の展開を知っている悟とは違い、これからを知らないのに悟の考えに賛同するケンヤが改めて頼もしかった。

ここまで味方でいてくれている担任の先生ともさらに打ち解け、飴が好きという子供っぽいという秘密を知ったり、一山超えて緊張の糸が切れた雰囲気はあった。

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気を引き締めて彩と接触し、作戦通り犯行は阻止。

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ここまで露骨に犯人のターゲットの周りに悟が居て犯人は不信に思ったりしないのかな。

犯人はどうやら一人になりがちな児童を何人もピックアップしていて、そこから犯行に及んでいるそうだ。

悟が知っている世界では死ななかった児童も、悟が介入した今の世界では被害者になるかもしれない。

そして悟のクラスにも一人ぼっちの少女「美里」が居て、悟はその子にも同様の作戦に出ることにしたのだった。

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ここからは悟の元の世界では存在しない悟の知らない事件の話。

美里を尾行していると偶然担任と遭遇。里見が乗ったと思われる白鳥の車の追跡をお願いしたが、ここに来てこの先生に何やら怪しいオーラが…

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冒頭にも隠していた飴のブラフがあったし、現状一番気になる存在だ。またブラフであって欲しいけどこれは先が読めない展開w

ここまでの物語で手掛かりっぽいものは多数出ているが、そこから真犯人を絞り込むのは難しいし、既存の登場人物でも怪しい人物もそうでない人物もたくさん居てまったく想像がつかない。怪しくないのが逆に怪しく思えたり切りがない物語。

よく点と点が繋がるという言い方があるが、今はその点がたくさんある状態だね。早く続きが読みたい!

個人的な評価
★★★★★



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管理人:じゃいろぺりん
自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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