藤岡とき
メディアファクトリー (2013-01-23)
主人公の
皆川一理が超名門校である嶺明学園に転校してき、生徒会副会長の
桐嶌しとねに学園を案内されるところから物語は始まった。
途中、他の生徒の超能力バトルに遭遇しながらも、皆川は唐突に生徒会長に就任してしまった。

理事長が他校からスカウトしたからという理由らしいが、この手の作品では珍しいことに1巻で主人公についての設定がまったくされなかった。現在はまだ謎の主人公のまま。
この世界での超能力とは座右の銘などの理念を
コーデックという腕章を装備することで、
理念体(イデア)という超常的能力を発動するというものだった。結構個性的な能力が登場して、能力バトルものにしては新鮮さを感じた。
女子生徒の制服はゲームでしか見かけないような乳袋タイプの制服で、なぜかこの部分がよく破れていたw
この学園はこんなバトルが許されるし、
二つ刃と呼ばれる切り裂き魔も横行してるし、超名門のくせに治安悪すぎだろw
この切り裂き魔探しが主人公たちの最初の仕事だった。だけど主人公はバトル面では一切活躍せず、ヒロインがバトル担当だった。しとねの能力は罪だけを斬る刀で、厨二っぽくていいね。二刀流だし。

生徒会メンバーは敷地内にあるシェアハウスみたいな寮に住まなくてはならないという決まりで、一理としとねはの二人だけの生徒会は一つ屋根の下で同棲することになった。
お風呂は生徒会付きのメイドさんにより無理やり混浴させられてしまったが、数多あるこれ系の作品のこういった展開とは違い二人とも結構冷静でなんか新しかった。しとねがクールでおしとやかなキャラというのもあるかもしれないけど。

しとねは真面目な感じのキャラだけど、部屋はぬいぐるみだらけで夜な夜なベッドでそのぬいぐるみに話しかけたりしていて、ベタだけどギャップ萌えもあった。ヒロインの設定は悪くない。
そして次なる仕事のオカルト部の学校の七不思議をでっち上げるという依頼では、完全にエロ担当を担うハメになっていたw
戦闘で仕方なく服が破れるのならまだしも、七不思議をでっち上げるための犠牲として酷い目にあっていて、本人は真面目なのに同情するわ。

七不思議の内容も女子高生の服が破れるとか、触手とか、ナマコの怨霊とか、舌でペロペロされるとか、謎の白い液体とか、作為的にもほどがあるw
他校の生徒会のメンバーが新しい生徒会長の様子を見にスパイにやってくるという話では、変装用の制服を忘れたという理由で幻惑の能力でカモフラージュするために、全裸になって堂々と歩いていて緊張感があった。

本人は全裸なのに、周りの人から見れば服を着ているように見えるという楽しい状況で、この設定もっと触れれば良かったのにと思う。
サービスシーン豊富な王道バトル漫画であった。
個人的な評価★★★★☆
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