もりた 毬太 黒田 高祥
小学館 (2012-11-16)
主人公はよく漫画やラノベの主人公にありがちな特徴のない高校一年の
田中悠、ヒロインは明るくスポーツも勉強もできるクラスの人気者の幼馴染みの
高嶺今日子。
二人は毎日一緒に学校に通うほど仲がよかったが、悠は人気者の今日子に対して恋愛感情を抱きながらも劣等感のような感情も抱いていた。
そんな毎日を過ごす中、ラブレターに呼び出され出向いてみると、女の子が突然子作りを迫ってきたw

突然のことにわけがわからない悠だったが、そこに現れたのは未来から来たという
辰未未来(ライト)という少年で女の子を気絶させた。
未来の説明によると未来の世界は死のウイルスにより人類滅亡の大ピンチらしかった。

「な、なんだってー!」と叫びたくなる状況だが、その原因は悠の持つある遺伝子だそうで、正しい女性と結婚して子供を作らなかったためにウイルスが蔓延したそうだ。
だから未来はウイルスが蔓延しない未来にするために悠を正しい結婚相手である幼馴染みの今日子と結婚させるためにやってきていた。

そして子作りを迫ってきた女の子は、ウイルス蔓延によって利権を得ているやつらが未来を改変されないようにマインドコントロールして仕掛けていたのだった。
女の子に子作りさせたくするマインドコントロールってすごく犯罪臭いし、被害者は取り返しがつかなそうだね… なんて悪いやつらだろう。
設定は簡潔でシンプルなものだったが、なかなかエロ漫画じゃないか。
利権を貪っている敵もどんどんマインドコントロールして悠に女の子を仕掛けるし、今日子にも男を仕掛けたりしていた。
マインドコントロールは子作りしたいという気にさせるだけで、そのアプローチ方法は女の子たちの本能によるものだった。
だから被害女性たちの個性が出ていて笑えたw
ツンデレ風もいれば、

見た目に違えて強行的でビッチっぽいやつもいたし、

水泳部は快楽の海を泳がせてあげるとか言って、三人で迫ってきて面白かったw

マインドコントロールなどをやってのける人間らが所属する未来での敵組織は「
アシュヴィン」と呼ばれ、元々は製薬会社だったが、死のウイルスのデータを独占して人体実験で生み出した特殊能力を持った兵士を所有していて、軍事力でも勝てないそうだ。

ターミネーターとかシュタゲとかそんな未来を扱った壮大なSFスペクタクルを感じる設定だと思ったw
いろんな設定が出てきたし、今後ラブコメっぽくなるのか、バトルっぽくなるのかギャグになるのか期待しておこう。
個人的な評価★★★★★
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