映画はたぶん見に行くぞ。
今回は、バラバラな状態の超平和バスターズを普段クールなつるこがまとめようと画策するエピソードがメインだった。
つるこはじんたんだけめんまが見えることをまだ信じきれてはいなかったが、自分の意思でじんたんと接触して行動を起こした。

つるこはじんたんやあなるやぽっぽみたいに積極的なキャラじゃないけど、今回はわりかしアクティブだった。つるこのようなキャラが行動を起こすのは頼もしく思う。
目的は自暴自棄みたいになっているゆきあつを更生させることで、あの有名な女装シーンも収録されていたww

感動路線のこの物語において、数少ない爆笑シーンも綺麗にコミカライズされていて俺は満足だ。
ゆきあつの女装がじんたんにバレたが、曲がりなりにも二人は和解することができた。
じんたんとゆきあつの和解に満足そうにほほ笑むつるこの顔が、普段の大人びた態度からは想像できなかった顔でとても良かった。つるこに限らず普段笑わないキャラが笑うのは嬉しい。

これで一応だけど一致団結した超平和バスターズはめんまの母からめんまの日記を譲り受け、そこからかつて一緒に花火を繕うとしていたことを思い出した。
めんまの願いはそれかもしれないということで、花火の製作を依頼するための予算20万円を集めるために進学校でない組はがんばってバイトを始めた。
ニートなじんたんがめんまのために仕事をするというのはある種成長だね。しかも周りから認められるくらいがんばっているようだし。じんたんの脱ニートに感動した。

あと、作者見開きの使い方がとてもうまくて、見せるシーンできちんと見せてくれて良いシーンがより心に染みわたる。
努力した結果、花火の予算も集まりこれでなんとかなると思ったのもつかの間、大人の邪魔が入り花火が作れなくなってしまった。
止めた犯人は好意的だと思っていためんまの母。「ふざけてるわね」のシーンはアニメでも怖かったし、この漫画版でも怖かった。

高校生という年代はまだ子供で、周りの大人からは基本優しくされ、怒られるとしても概ね正当に愛のある怒られ方をするものだが、このめんまの母は高校生たちにも冷たい対応でそんなところが怖い。
しかもこのシーンで終わったし…
しかし今回も描写が丁寧で良コミカライズだった。3巻は来年5月とまた遠い…
個人的な評価★★★★★
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