弓弦 イズル
講談社 (2012-08-09)
売り上げランキング: 1552
ISで大ヒットした弓弦イズル作の新作ラノベ。賛否両論のようだけどとりあえず読んでみた。
サバゲーという題材を取り上げたのは、いいところに目を付けたと思うし、俺にはよくわからないけど銃の名前とか色々出て来て、サバゲーというものに少しは興味を持つきっかけになるのではと思った。
しかしサバゲーのルールの説明はセリフ中にでもあった方が良かったと思う。
あと作中にパロディがこれでもかというくらいあって、パロディが好きな俺は読んでて楽しかった。よつばと!ネタはファンなのにわからなかったのは悔しいけど…
主人公はどちらかと言えば好きになれない。ISみたいに鈍感難聴特性を持っているタイプだったし、両親がいなくて姉と妹を大切にしているって設定が似ているじゃないか。ヒロインからも何故かモテて脳内CVが自然と一夏になってしまう。
先にISを読んでいるのがいけないのかもしれないが、ISでの印象を割り切れる人なら好きになれると思う。
ヒロインはさすがISの作者で可愛い萌えキャラがばかりだ。主人公の妹も可愛い。表紙左側の断花さんも可愛い。でも表紙右のキャラはメインっぽいが一番魅力がないかな… そこはモッピーと同じか…
本作のでのサバゲーは仮想空間みたいな「放課後バトルフィールド」というシステムが時間が現実世界より長くなるとかゴーグルやジャケットを着なくても怪我はしないとか、アクセル・ワールドを思い出した。その辺のご都合主義は別にいいと思うけど。
サバゲーの描写は意外と少なく、ドキドキハラハラすつものなのかそうでないのかはよくわからなかったが、プレイヤーそれぞれに固有のスキルがあってこういうので今後戦略的になるのかなと思った。
面白さに波があるのではなく、ある程度の面白さをキープしながら淡々と最後まで物語が続くという印象だった。
1巻だし説明回も含めこんなものかもしれない。サバゲーが好きな人が読めばまた違う感想を抱くのかもしれない作品だった。俺はサバゲーわからん。
個人的な評価★★☆☆☆
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