白鳥 士郎 亜桜 まる
スクウェア・エニックス (2012-12-15)
2巻はほぼ丸々、農畜を通して林檎と農が耕作を巡って争う話だったが、パロディの多さや農畜とそれに似つかわしくない服装とのミスマッチのせいで真面目な農業の話がギャグっぽいコミカルな話になってしまっていた。
女性の下着の素晴らしさについて熱く語るという品のない話から物語が始まった。気持ちはわからないでもないが、終始「変態!」と突っ込みたくなるようなエピソードだった。

この話では「よくもだましたアアアア!!」とか「ば~っかじゃないの?」といったよく掲示板などで見るAAにもなっているパロディがあったことが面白かったw 元ネタは知らないけどね。

都会育ちの林檎に敵対心を燃やす農は、農が本当にこの農林高校でやっていけるのかと試練を出した。
そこでまずおかしかったのが作業着が長袖長ズボンではなくビキニアーマーであったことで、何のために作業着を着るのかわからなかったw 実際刃物などを使うなら危ないだろに… RPGかよw
ビキニアーマーで最初に行った試練はキュウリの病気のチェックと害虫の駆除であった。キュウリはトゲがあるほどおいしいけど、そのトゲが肌に刺さって痛いって当たり前じゃないか!

そして害虫は気持ちの悪い幼虫とかだが、林檎はそれを軍手も使わず素手で摘み駆除していた。男でも軍手ありでも躊躇するだろうにすごい根性だと思った… 勇ましいわ…
同じように鶏小屋のGの駆除も、踏みつぶしまくって駆除しまくるとか女のやることじゃない…

ビキニアーマーを装備しているだけあって戦士に見えた… 林檎の不感症キャラいいね。
しかしひよこのくちばしの先端を少し切ってニワトリ同士傷つけあわないようにする作業では初めて躊躇する姿を見せた。
ニワトリにこんな作業が必要なことは知らなかったな。失敗するとくちばしがただれるそうだし。罪悪感が芽生えそうだ。
だが林檎はこの作業をみごとやり遂げてみせた。

まったく何も感じず淡々と試練をこなすだけよりもこういうたまに感情を見せた方が魅力がある。
次の田植えでは濡れてもいい格好ということで農は体操服にブルマ、林檎は旧スク水という格好で登場した。個人的にはブルマとスク水だったらスク水が上かな。

田植えはトラクターという手もあるけど、手作業でやるとしたら準備もたくさん必要だし、実際植える作業でも足跡をなるべく付けないようにしてかつ消しながら移動とか根元を泥で固めるとか、姿はスク水だけどやろうとしていることは難しそうだった。
阿部さんとイカ娘のパロディは異色すぎてイカ娘が汚く見えるから止めて欲しかったww

最後は畑に害獣である猿が入ってくる話で、畑を守るために生存戦略をしようとして終わった。

ピンドラも面白い作品であったなぁ…w
豊富なパロディとギャグテイストで語られる農業の専門知識が面白かった。
個人的な評価★★★★☆
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