昔の1巻完結のラノベだけど懐かしくてコミック版を買ってみた。今更劇場アニメ化ってすごいじゃないか。
中学時代、重度の邪気眼厨二病を発症していた
佐藤一郎は高校進学とともにそれを卒業し、なんとか普通の生活を取り戻していた。
元邪気眼らしい、クラスメイトの格差とかを意識している目線が面白かった。クラスに貴族のようなリア充グループはいるよねw

そんなリア充グループでも誰にでも本当に優しい小鳩さんは可愛かった。しかも読書している本がFate/Zeroで笑えた。原作ラノベではシャナだっけなw

でもFate/Zeroはリア充からしたら読んじゃいけない本だったのか… 俺は高校時代の朝読書でラノベ読んでたのに… 今思えばアウトだったのか…
あとは友達と一緒にかっこいい時計を買いに行ったり、ささやかながら幸せな日々を過ごしていた。
ところが、ある日の夜忘れ物を取りに学校に行くとそこには蒼い衣装の魔女がいて、首にかけたメダルと会話をしていた。シャナとアラストールみたいに。

この魔女との出会いで、一郎は過去を思い出しながらも本物だと信じラノベのような世界に入り込んでしまった。
そんな異世界ファンタジーかと思いきや、この魔女
佐藤良子はただのコスプレで、メダルとの会話も腹話術というただの現役邪気眼厨二病電波女だった。

そんな良子と親しくなってしまったため、一郎はせっかくの高校デビューを棒に振り、周りからあからさまに距離を置かれるようになってしまった。
たしか原作のときも思ったけど、かつてここまでひどくなくても中二病を発症したことがある人ならその黒歴史が頭をよぎって、ちょっと読むたびに本を閉じ床をごろごろしてしまうような内容だ。
不登校だった良子が一郎に会うために学校に来たことで、担任からかつての中二病だったころの写真をネタに脅され、良子の友達にさせられてしまった。
良子がただの痛いやつだと知った一郎は突然ドライになったが、良子の態度は変わらず、洗脳を解くとか言い出して何の躊躇もなくキスをしてきた。

良子は自分の妄想の世界にどっぷり入りこみ、一郎にお金まで渡そうとしたりもした。こういうところを見ると良子が可愛そうに思えてくる。
ストーカー行為をしてくる良子から解放されるために、一郎はしぶしぶ良子の探し物である竜端子を一緒に探すことにした。実際にあるものらしいけど、こんな子供のごっこ遊びに付き合うなんて時間の無駄だろうに、主人公には同情するわ…
良子はただの痛い子で電波女のエリオほどの魅力も感じなかったが、良子と関わりクラスで孤立しても変わらない態度で接してくれる小鳩さんは天使だった。
そして最後には同じく現役中二病患者っぽいやつらが5人現れて終わった… こいつらも確か濃いんだよな…
個人的な評価★★★★☆
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