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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

怪物たちとの関係ついに決着!?「最底辺の男-Scumbag Loser-」3巻 感想 

最底辺の男-Scumbag Loser-(3)(完) (ガンガンコミックスJOKER)
山口 ミコト
スクウェア・エニックス (2013-02-22)


早くも完結の3巻。やや掛け足ながらこの物語の根幹たる化物の正体や化物・遥の目的などホラーながら霊愛もののように終わって、主人公はクズだったけど後味はそこまで悪くなかった。

水沢遥を探す雅彦は裕美を遥と勘違いし襲うが、人違いだと明らかになり裕美は死なずに済んだ。

しかし雅彦を遥の悪質なストーカーだと思い込み行動を開始した。間違っちゃいないんだけどね…

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刑事もあの教師に再び会いに行くが時すでに遅く化物化していて、山田の親からも有益な情報を得られなかったが、化物であるマヤに接触しうまく取り入ることに成功した。

雅彦もアイドルである遥のライブの情報を聞きつけ、3者が一斉に揃う場が実現し、最後の戦いが始まった。

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このライブの後は化物たちがライブに訪れた最低辺たちを食べる殺戮の現場となり、グロくて怖かった…

それに刑事さんずっと蚊帳の外じゃないか。こいつは何のためにこれまで登場してきたのだろう。

このライブ会場でマヤたち化物は食糧とする最低辺をその家族から許可を貰って食し変えていることを教えてくれた。最低辺を食べるのが本能らしい。遥の娘がマヤだけど遥はその本能に逆らいマヤたちから命を狙われていたのだった。

最低辺とは何か、親からの愛とか醜さとか、色々な汚いものが凝縮したような真実だった。

雅彦も食べられそうになるが、マヤから最後のチャンスとして雅彦を必要にしてくれている人がいれば助けてくれると言われた。親もいない雅彦にそんな人間はおらず死を待つのみになってしまった。

ところが雅彦を必要としたのは同じく化物の遥だった。ここで遥が雅彦を救うのは予想外だった!

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遥はマヤたちに食べられながらも雅彦を守り、雅彦も化物の力で何匹か倒し撤退させていた。

遥は子供の頃雅彦に冷たかったがそれは雅彦が好きだから意地悪してしまっていただけだった。だから遥の身体に取りつく形で誕生したこの化物は最低辺の男を食べるという本能が身に付き、マヤたちもそうなったそうだ。

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そして遥の記憶を持っているため、マヤたちのような行動はできずいっそ死のうと思ったそうだ。

いやー、まさかこんな愛の物語になるんて思いもしなかった。サスペンスホラーのまま終わると思っていたのに。

遥はこのままだったらマヤたちのせいで人類が絶滅するから最初の一人である自分と一緒に死ぬことで、世界を守ろうと持ちかけた。

しかしそこは雅彦。ブレずにクズで別の道として遥を食べることで核を自分に取り込みマヤたちを倒し、自分は生き残る道を選んだ。

最後のセリフは「…………のは ……じゃない」

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このセリフの伏せ字はこの巻を読んだ人には明快だろう。「(小学生のとき遥の)パンツを盗んだのは自分じゃない」だね。

遥に最期に向ける言葉がこれかよ。どこまで保身的なんだ。一時マシなときもあったのにな。

最後まで印象に残るマンガであった。

不完全燃焼なところも感じなかったわけではないが、気持ち悪さを前面に打ち出した作風だったし、受け入れられる読者が少なかったのかもしれないね。

個人的な評価
★★★★☆



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新たなクズが続々登場!?「最底辺の男-Scumbag Loser-」2巻 感想 

最底辺の男-Scumbag Loser-(2) (ガンガンコミックスJOKER)
山口 ミコト
スクウェア・エニックス (2012-08-22)


今回も見てて気持ち悪くなる展開ばかりで、しかも新キャラ女もクズの中のクズで唖然としてもうどうしようもなかったw 

前回食べられたと思われた雅彦は遥に活かされていた。前回の予告は嘘予告かよ!

そしてあれか1ヵ月眠り続け目が覚めるとそこには化物と入れ替わった父親の婚約者と名乗る21歳の女性がいた。

雅彦はこの女が何者か調べるために二人っきりで会話をして、また頭脳プレイかと思ったら下着を盗んでいてやっぱり変態野郎だった。しかしこの匂いからこの女は普通の人間であることがわかったりもした。やってることはクズだけど、もうよくわからんわw

この女は見た目も雰囲気もまともじゃんと思ったのもつかの間、こいつは痛いタイプのクズだった。

怪物に食べられそうになっているところを雅彦に助けられたにも関わらず、さらに化物親父が普通に女に対し暴言を吐いているのにも関わらず親父を信じることを続け、雅彦に暴言を吐き始めたw

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その行動に化物の方にも「?」が出ていて笑ったw

雅彦は化物親父をバットで倒すことに成功した。雅彦には何かが寄生してるらしくその力で化物を倒すことができたようだった。しかし主人公が覚醒しても絵柄が汚いねw 絵がヘタという意味じゃなくてかっこ悪いという意味でw

化物親父を倒したあとクラスメイトの化物も倒そうと学校に乗りこんだが、今度はクラスメイト全員がすでに化物に変化していた。

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全員ニカッとしていて恐怖そのものだった。しかも今回は寄生獣パワーが発動せず致命傷を与えられず散々暴れた挙句逃亡する他なかった。

その後このことは事件となるがクラスメイトはみんな何故か雅彦を庇い、部外者で雅彦の暴走を見た人間である女教師だけがおかしい人扱いされる始末だった。

なぜ雅彦が庇われてしかも活かされたんだろうか…


話が変わり、A○B48みたいな雰囲気で、クラスの最低辺女のアイドルユニットオーディションがあった。

それに参加していた見るからに友達いないなというオーラを出す大倉裕美は確かに見た目はアレだがアイドルという職業に対し正しいことは言っていると思った。

だから人は見た目で判断しちゃいけないと感じたが、こいつも変態だった。同じくオーディションに来ていた遥の可愛さに一目ぼれしていた。

遥がいるのも謎だが、裕美は遥が捨てたマスクを回収したり座った便器を壊してまで回収したり、挙句服まで盗んで気持ち悪かった…

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主人公に匹敵する気持ち悪さだ。

そして遥と共にこのアイドルのオーディションに受かるが、このアイドルグループは化物の集団だった。プロデューサーは遥を同類と認識して合格させたのか、そうでないのかが気になるところだね。

雅彦の事件を調べている刑事は雅彦の家の家宅捜査をしてそこで隠されていた携帯電話への雅彦からの着信を取った。

雅彦の家は化物親父の屍骸もなく、綺麗になっていたが携帯電話は残っていた。こういうところは化物も抜けてるよね。そしてこういうところがあるからこそ、人間が立ちうちできそうで面白い。

その携帯には山田が食べられるときの電話録音と「水曜日」を境に雰囲気が変わった人のデータが入っていた。さらに遥かの写真もゴミ箱から回収し、その写真について唯一真実を言っている女教師の家を次の日に訪れようと考えていた矢先、教師の家に山田が来ていたw

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こりゃもうダメだね… しかし化物も刑事が雅彦が残したデータを持っているなんて知らないから、教師のキャラが変われば刑事も気付くかもしれない。

アイドルの裕美は服を盗んで逃亡したため、化物に食べられることはなかったが、その帰りに遥の服の匂いを嗅ぎつけてやってきた雅彦と遭遇した。仲間も連れてるし一触即発だね。

変態男と変態女とまともな刑事。次回以降それぞれの動きが気になる展開だった。

個人的な評価
★★★★☆



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ここまでクズな主人公は見た事がない!「最底辺の男-Scumbag Loser-」1巻 感想 

最底辺の男-Scumbag Loser-(1) (ガンガンコミックスJOKER)
山口 ミコト
スクウェア・エニックス (2012-05-22)


タイトル&表紙買いしたが、かなりインパクトのある物語だった。しかもジャンルは意外にもホラーだった。

主人公の村井雅彦(16)は社会のクズを見下しながらも、自分は幼馴染みの遥のパンツの臭いを嗅ぎながら部屋には写真をたくさん貼るような、変態だった。

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そして学校ではイジメの対象となりちょっとしたことで土下座させられ、さらに頭を上履きで踏まれたりしていた。イジメに関しては確かに同情するし、主人公は悪くないと思うが、こいつは自分よりさらに悪い扱いを受けているクラスメイトの山田が最低辺だと見下し浮かれていた。山田も不潔にしていて問題もあるが、イジメられてるからって、他の人を見下して悦に浸るとか最低だ。

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しかしある日山田に美人で巨乳な彼女ができて、最低辺の地位を脱却しそうになってしまった。そこで村井は自分が今度は最低辺になることを恐れ、携帯に保存していた幼馴染みの遥と遠距恋愛していると嘘をついた。

卑しいやつだと思うがこれでなんとか現状維持には成功した。ところがその翌日クラスにその遥が転校してきたw

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これでピンチになるのかと思ったら、遥は最初の自己紹介で村井と付き合っていると村井の嘘に乗ってくれたのだった!

この自己紹介でのエピソードだけでないが、ベタな展開になると思ったらその予想をことごとく裏切ってくれる構成になっていて、本当に最後の最後まで気が抜けなかった。最後の最後とは予告も含めていて、予告でネタバレするなとまで思った。

村井の嘘に乗ってくれた遥と放課後一緒に帰り喫茶店に寄ったが、ここでは主人公の頭が回っていてほんの少しだがかっこよかった。

簡単に言うとカマを何重にもかけて遥の正体を暴いたのだった。このときの主人公のカマの掛け方が念入りですごく面白かった。止めとしては遥は既に死んでいて、村井の持っていた写真は幼少期の写真を加工して作ったものだった。死んでもストーカーとか迷惑すぎだろw

この遥は加工写真に似過ぎている謎の偽物だと判明したが、村井はこいつに対して土下座してまで付き合ってくれと頼んだのだったw こんなオカルトな相手に土下座までするのかよと呆れたぞ。

土下座された遥は本性を露わにしてドSキャラになった。しかもというか当然とういうか遥は人間ではないようだった。

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これにより、何でも言うことを聞くという条件の元、彼女になってくれることになった。これでクラスでの地位を得た村井だが、ある日山田から電話がかかってきて、これから彼女と行為に及ぶから電話を切らずにいろと言ってきた。主人公の内心嫉妬してる様がしっかり出ていて面白かったw 山田も山田で変態だしw

もちろん、期待を裏切るこの漫画はこれでうらやまエンドにはならず、電話は山田の壮絶な叫び声で切れた。翌日学校で山田に会うと、綺麗なジャイアンのように山田が綺麗になり遥とも友達になっていた。

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山田の異変から空気はホラーになり、遥もどんどんホラー的な意味で怖くなってきた。遥からの指令は持ち前の鼻の良さで最低辺の人間を自分に紹介しろというものだった。

村井は携帯の掲示板に遥のプロフィールを書き最低辺の男を釣って遥に会わせた。翌日遥からその男の話を聞いたが、同時にニュースでもその男が死んだという事件が放送されていた…

遥は村井に食用の最低辺の人間を献上させるようだ。

さて、目的は何だろう。遥が妖怪かエイリアンかでただ単に社会から消えても誰も困らないような最低辺の人間を目立たないよう食べてるとかかな。それでシャナで言うところのトーチ代わりに綺麗な人間を出すとか?まぁ、現段階ではさっぱりだね。

最初の男は不評だったため、遥はさっそく次の生贄を要求してきた。遥が目を付けたのは女子の最低辺の佐藤さんだった。

佐藤さんは偶然にも村井と同じくらい鼻が良く、山田や遥が別人であることに感づいていた。そしてその特殊な趣味から村井とも意気投合し、村井にとっての友達となった。

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いい雰囲気だしこのまま交流を重ねていけば、きっと本物の彼女もできるだろうと思った。

しかし村井は、葛藤しながらも遥に脅され友情を踏みにじり佐藤さんを生贄に捧げた…

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主人公最低すぎて言葉もない。佐藤さんは生きたままグチャグチャと食べられてしまった。今回は遥ではなく、おそらく山田を食べた奴に。そして綺麗な佐藤さんが登場した…

主人公も誰かを生贄に捧げなければ最低辺である自分が今度は食べられてしまうというプレッシャーは分かるが、あまりにひどい。性悪説だな。

次に登場したクズは主人公の父親だった。こいつは分かりやすいクズで暴力も振るうし、こいつのせいで母親は自殺したそうだ。こんな父親いるならいい反面教師になってもおかしくないだろうに…

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あと本物の遥を殺したのもこの親父のようだった。幼女だった遥はなぜ殺されたのだろう。幼女が襲われる理由はあまり思い浮かばないけど。このとき主人公はその現場にいて幼くして見ないフリをするという最低なことをしていた。このときはまだ父親に情があったのだろうか。あのときその現場を抑えていたら助けられたかもしれないのにね。まぁクズだ。

こんな親父が登場したところで、今回の生贄はもちろん父親w

親父を生贄にささげるここからのミスリードとトリックは最後の最後だけあって、一番すごかった!主人公も少年誌の主人公みたいに輝いていた。

親父を睡眠薬で眠らせ遥に差出し食させるが、親父には長期間毒を飲ませていて、親父自体を毒の塊にしてそれを食べた遥を間接的に毒殺させようとした。

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やってることは決して褒められる事ではないが、ここだけは輝いていたぞw

まんまと罠にはまって身動きのとれなくなった遥は村井にバットで攻撃された。

ところがまだまだこの物語は裏切ってくれて、人間でない遥には毒は通じず、逆に反撃され手足を潰され食べらてしまった…

最後の見開き怖すぎ!別の漫画かと思った…

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最後のモノローグで村井雅彦は死んだとあったが、次回予告ネタバレすぎだぞ!

だいたい予想が付くだろうが!でも、これも今回同様いい意味で期待を裏切ってくれるかもしれないから期待せざるを得ないなw

個人的な評価
★★★★★

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自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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