榊原 瑞紀
角川書店(角川グループパブリッシング) (2013-03-08)
犯罪者を問答無用で抹殺する謎のネクスト・ルナティックの登場によりネクストの存在が一般市民から危険視され、ルナティックを捕まえられないヒーローの地位も下落していた。
無実の罪で殺されたらたまったもんじゃないし、犯罪者はもちろん一般市民もそりゃ怖いだろう。
ヒーローたちも手こずる状況だが、あの不気味なマスクをつけた状態で、攻撃をぬるぬるかわすポーズがなんか笑えたw
アニメでもルナティックの話は終わってないから続編が楽しみでならない。今回漫画版を読んで改めてそう思った。

そして、バーナービーが言っている通り、犯人から話を聞かないとさらなる犯罪者の情報を仕入れられないのにルナ先生もったいなあ。ルナティックの正義への執着の気持ちはデスノートの「削除の人」のようだ。気持ちはわからないでもないけど。
そんな中熱血な虎徹がルナティックのマスクを割ったのはかっこよかった。古参ヒーローは貫録が違うw
ルナティックの話の後は個別ヒーロー回で、見きれてしかいないヒーロー折紙サイクロンも虎徹の言葉でちゃんとしたヒーローらしい働きをするようになり、かっこ良かったw

能力が能力だけに、ほとんど己の肉体のみで戦っている分スペックは高いんだよね。折紙先輩。自分で思っている以上にヒーロー向きだと思う。
ルナティックのバーナビーへの攻撃を虎徹が庇って大怪我を負うシーンも好きだ。おじさんかっけーな。

ドラゴンキッドとブルーローズがベビーシッターをする話では二大ヒロインが共演するいいエピソードだ。
キッドは親が女の子らしさを求めているのにそれを嫌がったり、ローズは夜間の外出を禁止されたり、ちょうど反発したいお年頃っていうのが可愛かった。

原作に忠実なコミカライズで、アニメの続編はTVアニメ二期なのか映画なのかわからないけどとにかく楽しみになる展開な巻であった。ルナティックのフィギュアも欲しくなったw
個人的な評価★★★★☆
下のランキングのバナーを押してくれたら励みになります!
