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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

最終回!!世界の真実が明らかに…!?「クラスメート、上村ユウカはこう言った。」6巻 感想 

クラスメート、上村ユウカはこう言った。 (6)(完) (ガンガンコミックスONLINE)
桜井 慎 川上 真樹
スクウェア・エニックス (2013-12-21)


とうとう最終巻ということで、これまで振りまいてきた謎が一気に片付く壮大なネタバレ巻だった。

ユウカやシロたちを始末するために雪国の街に現れた管理者は、冥途の土産に全てのネタバレをしてくれた。

人類は昔核戦争で滅亡し地上は数千年住めない世界になった。シェルターでなんとか生き延びた人たちも残された食糧は数年分だけでじり貧状態。そこで人類は生身の肉体を捨て、脳を電子化して機械の身体で生きる道を選んだのだった。

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そこから人類復活のために機械の身体の管理者たちは研究を重ね、汚染された地上で生存できる生身の肉体を持った人間を作り出すことに成功した。

ところが新たに誕生した人類は再び争いを始め、それを望まなかった管理者たちにより処分。こういう事情も踏まえ争わないよう遺伝子調整されて誕生した人間こそ上村ユウカだった。

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ユウカはコッペリオンとかコーディネーターとかそんな存在だったのか…

欲を言えば、これらの情報をユウカたちが自力で少しずつ見つけだして欲しかったな…

突然ボスが現れて全て語ってしまうなんて…

だが、管理者がこんな慢心行為をしていると、一枚岩ではなかった別の管理者が登場してこいつを始末。とりあえずユウカたちは生き残った。

その管理者の名前は「カミムラ ユウカ」で姿もユウカと同一。こいつがユウカのオリジナルで恋人を理不尽な理由で殺した慢心管理者に復讐する機会をずっと伺っていたのだった…

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その恋人「ヤシャール」の姿はシロそのもので、殺されたヤシャールをロボットとして蘇らそうとして失敗したのがシロだった。

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シロだけが一からプログラミングで作られたロボットで、他のロボットはみんな元人間。記憶を色々いじられているから英子のような存在も出てきていた。

無事復讐を果たしたユウカ管理者はシロを回収して撤収。ユウカたちはその場に取り残されて茫然自失となった。

というネタバレがずっと続き、読みやすかったけど情報量が凄く多かったw

結局ユウカたちは管理者たちの手によって飼われていただけだった感じだね。管理者たちの内話揉めはあったが叛逆行為も想定の範囲内で。

しかも散々弄ばれた挙句に必要なくなったら捨てられる。

肉体を捨ててまで人間を復活させようとしたのに、自分たちは精神的に人間じゃなくなってしまったというね… 虚しいね。

シロを連れ去った管理者と再び相対したユウカは、管理者に従順なヤシャールに殺されそうになった。見た目が大好きなシロだからここまでつくづく救いがない。敵味方含めて登場人物全員に…

ところがいつかのデジャヴのようにユウカの愛の力でヤシャールはシロとしての記憶が復活!再びユウカの味方になってくれた。

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こんな奇跡が起き、ヤシャールに説教された管理者は人間らしさを取り戻したのだった。そして最期くらいせめて人間らしく自殺を選んだのだった。意味もなく命を散らすことができるのは人間だけだからと…

再生版ヤシャールは人間らしい感情のランダムさがないから失敗ということだったけど、結局シロはそういうところがあるし人工的に人間を作るという計画は成功していたわけか…

これで管理者たちは滅亡したのかはわからないけど、ユウカたちにとっての平和な日常は戻ってきた。機械の身体の修理にはまだ時間がかかるようだが、食糧問題はなんとかなりそうだし。

そしてシロはヤシャールとしてではなく、シロとしてユウカに告白した。

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管理者ユウカを愛するようにプログラミングされているのに、こういう自我があるところがやっぱり希望なんだろう。

ネタバレを知ってみれば、人類がすごく愚かな物語だった。結局自滅エンドだし。

かくして人造人間ユウカとロボットたちの世界が訪れハッピーエンド。繁殖はできないだろうけど。


物語的にはハッピーエンドではあるが、人間の立場からしてみればはたして…って感じ。

この世界に生きた人間は主人公のユウカのみで他は全員ロボットという不気味な世界感と、この世界の管理者の人間の愚かさが面白い物語だった。

個人的な評価
★★★★☆



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ついに飛び出した壁の外の世界で見たものとは…!?「クラスメート、上村ユウカはこう言った。」5巻 感想 

クラスメート、上村ユウカはこう言った。 (5) (ガンガンコミックスONLINE)
桜井 慎 川上 真樹
スクウェア・エニックス (2013-07-22)


表紙絵のブラウスが肌色だから一瞬見間違えてしまったw


幼児退行してしまった委員長を元に戻そうとする話から始まった第5巻。

ロボットなのに夢を見ているという情報から催眠療法を試すことになったがうまくいかず、結局はユウカの心からの言葉が委員長を正常に戻す鍵となった。ロボットなのに心が通じるとか映画が1本作れそうな展開だった。

その過程で登場した夢の中のもう一人の委員長はただの演出とかではなく、何か裏事情を知っているような存在だった。

夢の件の会話でもさりげなく重要事項が語られたし、この作品はどんな描写も深読みしたくなってくる。

英子は壁の掘削作業を続けながら、ドリルは可愛いと萌えていて天元突破な可愛さだったw

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なぜ急にドリルに萌え始めたんだろうか。

英子の多大な活躍により壁の貫通に成功し、じらすことも無くついにユウカたちは壁の外の世界に進出した!

壁の外はひたすら草原が続き、そこには線路があるだけだった。壁の隣はまた別の世界というわけではなかったらしい。

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ユウカたちは二手に分かれて線路の先の調査に出向いた。

ユウカとシロと委員長がたどり着いたのは内側から明けられた穴のある壁で、その中は人もロボットもいない外国の街並みのような雪国だった。この雪を見てシロが無意識に意味深なことを言っていたのも伏線なんだろう。

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寒さのせいかユウカはトイレに行きたがっていたが、ロボットであるシロや委員長にはその感覚にズレがあって面白かったw

ロボットにとってトイレに行くことはただの形式的なものらしく羞恥心とかもないようで、ユウカに人間の女の子がトイレに行くことについて詳しく真面目に問いただしていて、紙とか水の使い方まで説明を求められて説明するユウカの恥じらいが可愛かった!

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だがこんなネタ会話も重要な要素で、ロボットに最適化された世界に紙と水があった形跡があったということは人がいたことの証明だった。

また、ユウカが調査中の学校で無視されなくなったのは見られたくないものがあったからという推測も浮かび、この雪国でも学校を探ることにした。

そして校長室の地下で見つけたのは血塗られた拘束具付きの椅子が設置してあるガラス越しの部屋、人体実験の部屋だった…

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人間が居た証明は証明だけど、この広さから人間を処分する場所だと想像したユウカの精神は不安定になってしまった。実験材料にされているユウカの心境からしてみれば自分が行きつくかもしれない場所であり心中穏やかではないだろう。

英子とシロの友人も同様に別の壁の中に入っていたが、そこは近代的な街並みが廃墟と化し誰もいなかった。しかし壊れたロボットはあった。

このことから英子たちはここまでの行動をユウカたちに許し、ユウカに自分と同じ実験体のなれの果てを見せてしまったら実験に支障で出てきそうなものなのになぜと疑問感じていた。同時に、これも管理者の手のひらの上かもとも。

考えても答えは出そうにないが、次回は全ての謎が明らかになる最終巻だそうだ。早いな。

人体実験の部屋を見て精神的ダメージを負ったユウカは委員長と一緒にお風呂に入ったが、そこで委員長からシロへの恋心を打ち明けられてしまった…

こんな状況で、ユウカのシロへの気持ちもわかっているのに、委員長黒い!

ユウカの唖然とした顔が見てられないぞ…

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今回、物語の謎を解くという意味では前向きに話は進んだが、その過程でユウカの心バッキバキな展開じゃないか。

次回、最終巻。ハッピーエンドであれ!

個人的な評価
★★★★☆



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壁の外は世界設定が違う!?「クラスメート、上村ユウカはこう言った。」4巻 感想 

クラスメート、上村ユウカはこう言った。(4) (ガンガンコミックスONLINE)
桜井 慎 川上 真樹
スクウェア・エニックス (2013-02-22)


前回登場し、自分は死んだはずと語った米倉英子は自分の過去や生きてきた世界について、ユウカやシロの知らない情報を色々語ってくれた。

自分は連邦陸軍第二特殊部隊特務少尉のハイディマリー・ハイデガーで戦争に参加して、そして死ぬまでの一生を教えてくれた。

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英子が語る人生は壮絶で、巨大ロボットが戦争で使われる未来のSFアニメのような世界を生きていた。しかも記憶も詳細で、シロたちロボットの設定の記憶よりもリアリティがあるものだった。さらに死ぬ間際病院ではなく研究施設で「脳のデータを移す」という話を聞いた記憶も残っていた。

衝撃的なだった。この英子の話でもしかしたら壁の世界は別の設定の世界かもしれないという仮説が成り立つし、英子は本当は人間で死後脳のデータをロボットにされたのか、あるいはそれすらもロボットとしての設定なのかという謎も生まれた。ロボットとして記憶データだけ別のボディに移したのかもしれないし。

英子が生きていた世界とユウカたちの生きていた世界の科学技術に大きな差があるのは一見するとそうなんだけど、シロのようなロボットが存在していることから科学技術は神様目線では同じなんだろう。だから未来のSF戦争の世界もユウカたちの平和な現代日本風世界も同じく設定なんだと思った。

最初はユウカだけが人間だったという設定に驚かされ、今度は世界感が違うという秘密があったのかと驚かされ、次はどんな世界の秘密があるのか私気になりすぎます!

こうして英子は今を生きるためにハイディマリーではなく英子として仲間になった。しかも英子が持っている知識を活かし壁を破壊する機械を作るということになった。希望が見えてきて楽しみだなあw

英子はそのために一時ユウカたちと別れ、ユウカとシロは久しぶりに二人っきりとなりデートをしていた。

英子がシロの気を引くためにセクシャル的なアプローチをしてもシロがまったくの無反応というのが可愛そうだったけど、こんな世界でも明るく前向きに生きていけていることに安心したw

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ところが、管理者たちに歯向かうような、ユウカたちが壁の外を目指す行動も管理者たちの手のひらの上で、厄介そうだった。こんな大それた計画なのにまだ余裕があるなんて底が見えない黒幕だ。

シロたちもそれは理解しているみたいだから、まだ管理者をぎゃふんと言わせる道は残っているのかな。

そしてシロが考える英子の妙なリアルな記憶についても気になる。一体シロは何に気付いたんだろうか。

ユウカと接触してきたクラスの委員長は何だか元に戻りそうな良い傾向にいた。

そこでユウカは完全に委員長を元に戻すために弱点であるへそを舐めていてエロくそして変態的だった。

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こんなんで元に戻っても嫌だぞwww もしもこれで委員長が元に戻っても変態じゃないかw

結局元には戻らなかったがどうやら希望はありそうであった…

シロの友人の武も様子がおかしく、シロが自宅に駆けつけて見ると女装していたww

理由は記憶を思い出そうとすると、別の記憶がよみがえり、そこでは武が姫と呼ばれていたそうだ。だから本当は女なのではと思い女装し、シロに欲情したそうだw

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武も英子同様違う記憶を持っているからもしかしたら別の設定の世界に居たのか、あるいは元人間なのか秘密があるみたいだ。案外全てのロボットにそんな秘密があったりするのかも。

武の女装という気持ち悪いシーンだったけど、考えさせられるシーンだった。

英子は爆弾の試作を製作して壁に小さな穴を開けることに成功していた。英子が戦うために蓄えた知識はきちんとこの設定の世界でも通用した。

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なんだかいつもより希望に輝く終わり方であった。次回あたり壁の外に出ないかな。次回に期待だw

個人的な評価
★★★★★



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この世界の真実を聞き、管理者への復讐を誓う!?「クラスメート、上村ユウカはこう言った。」3巻 感想 

クラスメート、上村ユウカはこう言った。(3) (ガンガンコミックスONLINE)
桜井 慎 川上 真樹
スクウェア・エニックス (2012-09-22)



今回、わりといきなり塔で出会った管理者からいとも容易くこの世界の謎や上村ユウカという存在の真実が語られた。

管理者の余裕ということで語ったわけだけど、まずこの世界は元の世界を再現した「メタトリウム」というブロック状に再現された世界だった。

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そしてそこで生かされるただ一人の人間ユウカは実験用に塔内にある人口子宮で作られたアクティノイドと呼ばれる人間だった…

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熱帯魚を飼うアクアリウムというものがあるが、この世界はユウカを観察するために作られた水槽みたいなものだったということだね。

ユウカという存在も観察するための養殖されたような存在で代わりもまた製造可能という…

もうね…なんと救いがない世界なんだ…

人間でない管理者に対して人間であるユウカじゃ腕力でも数でも敵ずボロボロに敗北し、「私!やっぱり死のうと思う!」と笑顔で語ってくるのも仕方なく感じる。あまりにも悲劇的だ。

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だけどロボットでありながらシロが味方でいてくれるから希望はあるのかもしれない。シロというロボットは管理者でも完全に管理できていないようだし。

ユウカは管理者からブロックの外に出ることを誘導されながらも「最後に勝てば問題ない!」とシロと共に管理者に後悔させてやることを誓った。

一度絶望し、そこから立ち上がったユウカの復讐劇が今後楽しみだ。


一方シロのクラスメートで友人の比留間武千代はロボットでありながら、シロと同じように世界の違和感に気付いたのだった。さらに同じく世界がおかしいことに気付いた少女米倉英子と出会った。

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別サイドでユウカとシロのように管理者に抗う活躍を見せるのかと思ったけど、これは管理者からユウカたちへの“刺激”の一つのようだった… だけど、自我を持つという展開はやっぱり期待してしまう。

武千代と英子は他にも自分たちと同じように世界の違和感に気付いている人がいないか探し始め、すぐにユウカとシロにたどり着き尾行を開始した。しかし残念なのがユウカが黒幕でシロは洗脳され利用されていると認識しちゃったことだった。

シロが子供のころの記憶など矛盾点を突く指摘をしても武千代は信じず、ヤンデレ化していたw 男が男に対してヤンデレになるのは絵的にも美しくないねw

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そこでシロは自らを傷付け中の配線を見せて自分たちはロボットだと理解させることに成功した。武千代も当然ショックで信じたくないという気持ちはよくわかる… この作品は心に鋭く突き刺さるエピソードが多いこと多いこと…

武千代はシロを抑えるために英子に利用されていたようだった。英子もロボットでユウカに危害を加える目的で襲い掛かっていた。絶体絶命のピンチというときに武千代から解放されたシロがやってきたのはまさに主人公だった!

ユウカが逃げるための時間稼ぎすることにしたシロだが、「時間は稼ぐが… 倒してしまえるなら… 倒しちゃっても問題ないよなッ!」とアーチャーのような死亡フラグを言っていて笑えたww

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シロ、英霊くらいかっこいいなw

だが、まったく刃が立たないためユウカと一緒に逃走した。

そして英子は二人を追い詰めユウカがシロを庇う姿を見ていきなり何かを思い出し暴走したのだった。自分は死んだはずとか言ってたけどどういうことなのだろう。

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戦争っぽい描写があったからロボット兵器として実践投入されてたとか、ユウカ以外の人間の存在もいるのかいないのか私気になります。

今回、管理者から真実が語られたり新キャラが登場したりで物語がぐっと広がり、今後もますます面白くなりそうだ。

個人的な評価
★★★★★



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事の真相に関係する重要人物が登場か!?「クラスメート、上村ユウカはこう言った。」2巻 感想 



昨年発売された第1巻がとても面白くて、発売されるのが楽しみにしていた第2巻。

ユウカは前回ロボットと心中した修士を回収し修理しようと試みたが、そんな技術力は持っていなかった。しかしこの世界のロボットたちは人間と同じような作りらしく、しばらくすると目を覚ました。しかし腕は千切れたまま。

これがちょっとした伏線になっているとはもちろん読み終わるまで気付かなかった。1巻同様こういう伏線貼りがうまい。

そしてユウカはやや痛いところもあるが、やっと出会った話が通じる相手である修士に対して必死なところがいいね。テンション上がるのも仕方のないことだろう。

ユウカの過去も語られた。ユウカの両親もロボットらしく、食べ物も固形燃料みたいなやつで、歳も取らず、ある日ユウカがその違和感を指摘すると、翌日両親はいなくなっていたそうだ。両親は消える前日ユウカを大切に思っているような描写があったから糸が切れたように冷たくなるようなことがなくて良かった。

この過去話から察するに、ユウカが物心つく前から周りは全てロボットだったのかもしれないね。しかもどこまでが予定調和で何が予想外の行動かわからない。

過去話が終わり、いつものように学校へ行くと、これまで無視を貫いてきたクラスメートのロボットたちがユウカを無視しなくなっていた。

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最初に話しかけてきた委員長を嬉しそうな顔で「この子おうち持って帰る!!」と叫ぶユウカが可愛いw

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ユウカと修士は一緒に授業をサボったりして、学校の調査を開始した。学校そのものからは収穫はなかったが、修士は委員長に違和感を感じていた。

それはロボット慣れしているユウカには気付かないような違和感で、修士は反応に違和感を感じた委員長がこの事態に関わっていると考えた。そして委員長の調査を開始するが、学校には居らず、机の引き出しから怪しい塔の写真がいくつか出て来てそこに向かうことにした。

ここでもまた謎がいくつも浮かび上る。ロボットである修士は黒幕の意図でユウカに反応したのか、委員長への違和感は修士にしかわからなかったことや、あからさまなヒントである塔の写真など、この周りくどさはなんなのか世界の謎がますます深まる。

塔へ行くための準備をする二人だが、ノリノリユウカはわざと修士に着替えを覗かれたりしていて面白かった。1巻でこいつは中二病で痛いやつではないと、思ったけど、やっぱ痛いやつだねw

塔へ向かうとあっさり入口が見つかり、中も一本道で分かりやすかった。あきらかに誘っている。

途中ぐったりしている委員長を発見し、修士は駆けよるが、落とし穴に落下してしまった。委員長の役目はこうすることだったらしい。とんだ悪女だ。見た目はあいなまボイスが似合いそうなぽわぽわした雰囲気なのに。

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この事態に言葉攻めをして怒るユウカがちょっと怖かった。委員長に戦闘力はまったくなく、ユウカは暴力ではなく擽りや羞恥心で委員長から情報を引きだそうとしたw

マニアックにもへそを攻めたり、胸を強調したマニアックな縛り方をしたりしていて、かなりエロい拷問だったw

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しかし委員長にはプロテクトがかかっているらしく、何か言おうとすると「発言が許可されていません」と言わされていてダメだった。委員長もただの末端の端末に過ぎないのだろう。

委員長は修士のことが好きだったらしく、本当はこんなことはしたくなかったそうだ。だから良心は残っていて、ユウカはそこを突いて自分に協力させた。ユウカはほんと口がうまいw

委員長と共に導かれるように到着した部屋にはユウカのことを知る素振りを見せ、修士の頭を鷲掴みしている性別不明のたぶん人間がいた。

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ユウカにとっては「はじめまして」らしい。こいつならあらゆる秘密を知ってそうだけど、絶対教えてくれなさそうだ。

ロボットで命を狙ったかと思えば、活かして自由にさせたり黒幕の目的が皆目見当もつかない。

次回もこのミステリアスさに期待しよう!

個人的な評価
★★★★☆



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じゃいろぺりん

管理人:じゃいろぺりん
自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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