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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

中央と南部の戦いが始まる!?コミック版「まおゆう魔王勇者」5巻 感想 



紅の学士の活躍により発展しつつある南部諸王国が気に食わない中央諸国の教会は紅の学士を異端として引き渡すよう通達を出してきた。この露骨な嫌がらせに冬寂王はメイド姉を魔王の身代わりとして後から必ず助けるからと引き渡したのだった。

中央に引き渡されたメイド姉が、民衆の前で農奴として虫けらのように生きてきた自分が魔王たちと会って生活が変わり、現状に至り、自分は虫ではなく人間だと語る演説は感動的だった。

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虫の部分を社畜に変換するとなお感動的だ。社畜として奴隷のように働くことを否定しよう。

今回魔王は地下に引きこもり中でほぼ登場しなかった分、人間たちの活躍が多く描かれていて、中でもこのメイド姉の演説は最高にかっこよかった。ジョジョではないが人間賛歌だと思う。


青年商人は小麦の買い占めを行い値段を高騰させ、信用買いまで行い暗躍していた。

魔王のような未来の知識を持つチートキャラを除けば、こいつもこの世界にない新しい概念をもたらす人間としてはかなりのやり手だとこの巻で再認識した。

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こういう経済の話は狼と香辛料っぽいねw

青年商人の小麦買占めという攻撃に対し、商人子弟の関税の設置による防御など、経済政策バトルも見物だったw

青年商人の前には魔族の者が訪ねてきていて、青年商人の商業範囲はますます広がりそうな感じだった。

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小麦不足でインフレが起きている中央はまだ食糧の残っている南部に対し、宣戦布告をしてきて緊迫状態になっていた。戦となれば勇者の出番だけど、ここにきてついに女魔法使いが登場w

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アニメを見てもこいつについてはよくわからなかったし、コミカライズ版では分かりやすく描かれることを期待しよう。

こうして、武力による戦いや、市場での戦いなど色々な対戦カードが発生したところで終わった。

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魔王が登場しない分人間たちの活躍し、勇者も教会を二つにしてしまおうという作戦を立て、ただの脳筋じゃないところを見せて、人間の足掻きというものがが面白い巻だった。

個人的な評価
★★★★☆



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魔族から島を奪還し世界が変わって行く!?「まおゆう魔王勇者」4巻 感想 



アニメも始まり、当然見てるけど魔王が予想以上に可愛かった。

女騎士の大活躍により南氷将軍を撃破し南部諸王国はこれまで魔族が占拠していた極光島奪還を奪還した。

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この女騎士と南氷将軍との一騎打ちは王道ファンタジーもののバトルのようにドラマチックで面白かった。故冬寂王が残した剣で最後勝利したとことかも良かった。

この人間の勝利により冬寂国に活気が戻った。海が開かれ魚は大漁。海路は開かれ税金もたくさん。冬寂王の新たな戦いは書類との戦いとなっていたw

ずっと貧しい空気が漂っていた冬寂国の雰囲気が島奪還を契機にガラッと変わって、鬱が晴れた気分になった。

冬寂国の問題が一件落着し、魔王は次に教育に力を入れるため活版印刷機を導入した。

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たぶんこれもオーバーテクノロジーなんだろうなw

でも教育のことを教科書を作る活版印刷の時点から考えるところがすごいな。普通なら教科書の準備とか省略されるような部分なのに。

中央国家と冬寂国の王と貴族の関係性の違いも説明された。

中央の貴族は王から土地を与えられているのに対し、冬寂国の貴族はただの名誉職であった。中央国家は日本史でも習う御恩と奉公みたいな感じだね。

しかしこの物語の世界では土地を持っている無能な貴族が賄賂などで力を持ってしまい、能力のある若者が活躍できない状況になってしまっていた。

そこでこんな欠点を持たない冬寂国は能力が評価される新たな構造を目指していくようだった。

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冬寂国の発展ぷりを見てると、もっと未来の話が見たくなる。原作がどこまで続いているのか知らないけど、エピローグでもなんでもいいからこの国の未来を見てみたい。

国の成長を見守りたくなる作品だなんてとても珍しい。

世界で唯一魔族と人間が共存する開門都市には勇者に連れられ青年商人がやってきて、青年商人はここで新たにビジネスを始めることとなった。

ここで共存関係が築けているのなら、世界でも可能ということなんだろうか。この特殊な都市ではたして何が行われるのだろう。

どれもこれも魔王の活躍があってこその発展だが、この世界でも出る杭は打たれる運命らしく紅の学士が悪い策略により異端審問に掛けられることになってしまった…

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異端審問と言えば、神の教えに従っているなら拷問しても怪我はしないとか言って拷問して怪我したから処刑みたいなやつだろう。

この続きはwebで読めるが、結局はどうなっちゃうんだろう。

巻末には女騎士のおまけ漫画が収録されていて、勇者の前で堂々と上半身裸になっていた。

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引き締まったスレンダーな身体だねw

さすが騎士。

個人的な評価
★★★★☆



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父の意志を継ぎ王子が島奪還にリベンジ!?「まおゆう魔王勇者」3巻 感想 



魔族に支配されている極光島を奪還するために白夜王が兵を率いて進軍するが、その無能っぷりから7千の兵のうち6千5百もの尊い命を犠牲にしてしまった。

白夜王の無能っぷりが目立つ中、この無能を立てつつ命を犠牲にして撤退の時間を稼ぐ冬寂王が王様としてマジかっこ良かった!コードギアスでルルーシュが言っていた通りまず王から動かなければ民はついてこないということを示していた。冬寂王は理想の上司だなぁ。

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冬寂王がとった行動は、敵が誇りを重んじる武人だという情報から決闘を申し込んで時間を稼ぎ、勝てないと分かりつつも挑み負けて人間の敗北という結果を残しながらも一対一の決闘ということで一般兵への被害を最小限に抑えた。この功績は大きい。

この父の生き様を知った王子は冬寂王の名を継いで王になった。この戦いの前まで甘ちゃんっぽい雰囲気があったが、形見の頭飾を装備して王様らしくなった。

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そして父の意志を継いで、女騎士も招集し第二次極光島奪還作戦を行うことに決断したけど、無能王である白夜王の全軍突撃作戦とは違いきちんと兵の役割を分け得意なフィールドを作りきちんと戦略的に魔族に挑んでいて、戦い方次第で同じ敵に対してでも壊滅したり圧勝したりで面白かった。

今回メインでは活躍しなかった魔王は気弱になる場面があり可愛かった。同性の友達がいない魔王は女騎士に魔王だと告白しきちんと友達となった。

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女騎士に対してどこか壁を作っている感じがあった魔王だがこれでお互いきちんと友達になれたようだった。魔王はこういうことに対して不器用なところがいいね。勇者に会えなくてもじもじするところも可愛いw

次回は攻城戦だ。守備に対して攻撃側は3倍の兵が必要というのがセオリーらしいが、どうな作戦で攻め落とすのか期待!

個人的な評価
★★★★☆



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魔王が青年商人と直接対決!?「まおゆう魔王勇者」2巻 感想 



特典として青年商人の着ボイスをDLできるQRコードが付いてたけど、声は神谷さんだった。俺は小野Dの声で再生していた…


青年商人の元に魔王から時代を300年ほど先取りした羅針盤と手紙が送られてきて、直接会って交渉することになった。

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狼と香辛料を全巻読んだからかもしれないが、商人とは怖いイメージがある。そうでなくてもこの青年商人はやり手の商人らしく、魔王との交渉はハラハラした。

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それにしても魔王のドレスは超セクシーで、ちょっと動いただけでも危ないんじゃねと心配になった。

魔王は青年商人に対し、玉蜀黍(とうもろこし)や風車など新たな概念を開示して驚かせていたが、青年商人も暗殺者を忍ばせていて気が気でなかった。

しかしなんとか交渉に成功し、目的へ一歩近づいたようだった。

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魔王は戦争を終わらせることが目的だが、終わらせると飢える人が多く出てくるから未来の技術を商人に開示して広めてもらって、戦争を終わらせても飢えないようにしてるんだね。長期スパンな壮大な目的だと思う。

南部諸国では人間界で唯一魔族に占領されている島を取りかえせという命令に悩まされていた。白夜王が軍を指揮することになったが、冬の国の王子はこの進軍にただ闇雲に兵の命を失うだけだと反対していた。

白夜王は無能キャラとして描かれているからいいが、できる人として描かれている冬寂王が何もしないのが気になった。そりゃ、王子もイラつくよな。一体何を考えているのかが気になる。

一方で勇者は魔界で唯一人間が支配する街への魔族の進行を止めていた。

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自分がどうにかするかと言って止めていたが、どうやって街を奪還するつもりなんだろうか。

この街では敗北した魔族が人間の奴隷のように扱われていて、ひどい状態だった。ここで人間を退治しても今度は魔族が人間を奴隷にする番になるだけで、何も変わらない。

こんな難しい状況の中本当にどうやって解決するんだろう。失敗したら魔王の権利が移っちゃうし。

各登場人物それぞれやることが山積みのようだが、それぞれがどう動くのかますます楽しみだ。

個人的な評価
★★★★☆



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魔王が人間界の農業改革!?「まおゆう魔王勇者」1巻 感想 



たくさんある「まおゆう」の関連書籍の中、無料で読めるwebコミックで面白かったこのファミ通クリアコミックス版を買ってみた。

勇者が単身魔王を討伐しようといざ魔王城に出向いてみればそこにいたのは魔王と名乗る美女だった。ドラクエのようなファンタジー作品は魔王を倒すまでの物語だが、この作品はその後の物語で目新しく感じた。しかも剣と魔法のバトル物語ではなく、ファンタジー世界を舞台とした経済マンガw

この魔王に戦闘力はそんなにないらしく、勇者に「我のものになれ」と勧誘を始めた。もちろん断る勇者だが、魔王は時代に似つかわしくないプリンタ用紙に書かれた資料を見せながら戦争と経済について説明し始めた。

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狼と香辛料というラノベにも経済の話が出てくるがこっちの方がより本格的だと思った。

そして戦争の裏で利益を得て贅沢をする人たちや逆に蔑ろにされる人たちの存在を知った勇者は魔王の説得に応じたのだった。頭のいい魔王だが、どこか愛嬌があって可愛い。

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戦争の結末を変えるためにまずは食糧問題に手を付けることにした魔王と勇者が最初に訪れたのは貧しい寒村だった。ここでまずは実験的に実績作りをすることにした。

食糧として魔王が提案したのは馬鈴薯(じゃがいも)だった。この世界にはこの発想はなかったらしく未知なる食べ物らしかった。さらに現在の三圃式農業から四回転式農業という未来の農業法に変えていて面白かった。プリント用紙といいオーバーテクノロジーが面白い。

それに間に詳しい解説ページがあって専門用語や物語の世界感など理解するのに助かっている。

馬鈴薯栽培も順調に進むと交易のために魔王は青年商人に接触することにしたようだった。この青年商人もすごくやり手で一癖も二癖もありそうなやつだった。

未来的な情報を持つ魔王とお金のためなら何でもやりそうな青年商人の交渉は次回に持ち越しだった。

続きが楽しみ原作が原作だからどこかのまとめサイトで見れそうだけど漫画版が更新されるのを待とうと思う。ちなみにこのコミックスに収録されている話のちょうど次の話は公式で読むことができる。もちろん解説ページなどオマケ要素はないけど。

http://www.famitsu.com/comic_clear/se_maoyu/

個人的な評価
★★★★★



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管理人:じゃいろぺりん
自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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地方在住のため書籍の入手が発売日より1~2日遅れるのが不利。

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