アニメも始まり、当然見てるけど魔王が予想以上に可愛かった。
女騎士の大活躍により南氷将軍を撃破し南部諸王国はこれまで魔族が占拠していた極光島奪還を奪還した。

この女騎士と南氷将軍との一騎打ちは王道ファンタジーもののバトルのようにドラマチックで面白かった。故冬寂王が残した剣で最後勝利したとことかも良かった。
この人間の勝利により冬寂国に活気が戻った。海が開かれ魚は大漁。海路は開かれ税金もたくさん。冬寂王の新たな戦いは書類との戦いとなっていたw
ずっと貧しい空気が漂っていた冬寂国の雰囲気が島奪還を契機にガラッと変わって、鬱が晴れた気分になった。
冬寂国の問題が一件落着し、魔王は次に教育に力を入れるため活版印刷機を導入した。

たぶんこれもオーバーテクノロジーなんだろうなw
でも教育のことを教科書を作る活版印刷の時点から考えるところがすごいな。普通なら教科書の準備とか省略されるような部分なのに。
中央国家と冬寂国の王と貴族の関係性の違いも説明された。
中央の貴族は王から土地を与えられているのに対し、冬寂国の貴族はただの名誉職であった。中央国家は日本史でも習う御恩と奉公みたいな感じだね。
しかしこの物語の世界では土地を持っている無能な貴族が賄賂などで力を持ってしまい、能力のある若者が活躍できない状況になってしまっていた。
そこでこんな欠点を持たない冬寂国は能力が評価される新たな構造を目指していくようだった。

冬寂国の発展ぷりを見てると、もっと未来の話が見たくなる。原作がどこまで続いているのか知らないけど、エピローグでもなんでもいいからこの国の未来を見てみたい。
国の成長を見守りたくなる作品だなんてとても珍しい。
世界で唯一魔族と人間が共存する開門都市には勇者に連れられ青年商人がやってきて、青年商人はここで新たにビジネスを始めることとなった。
ここで共存関係が築けているのなら、世界でも可能ということなんだろうか。この特殊な都市ではたして何が行われるのだろう。
どれもこれも魔王の活躍があってこその発展だが、この世界でも出る杭は打たれる運命らしく紅の学士が悪い策略により異端審問に掛けられることになってしまった…

異端審問と言えば、神の教えに従っているなら拷問しても怪我はしないとか言って拷問して怪我したから処刑みたいなやつだろう。
この続きはwebで読めるが、結局はどうなっちゃうんだろう。
巻末には女騎士のおまけ漫画が収録されていて、勇者の前で堂々と上半身裸になっていた。

引き締まったスレンダーな身体だねw
さすが騎士。
個人的な評価★★★★☆
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