鴨志田 一
アスキー・メディアワークス (2011-10-27)
水明芸術大学付属高校(通称スイコー)2年の主人公
神田空太は一般の学生寮で捨て猫を拾い飼っているのバレ、追い出されてネコと一緒に住めるが問題児の巣窟と噂されるさくら荘に入寮することになった。
噂にたがわずさくら荘には変人が集まっていたが、さくら荘の住人は何かしら天才的な才能を持っていた。アニメ製作、脚本家、プログラミング、など。
そんな中、空太は寮監からから従妹をさくら荘で預かるから迎えに行ってほしいと頼まれ迎えに行き、天才若手画家である
椎名ましろと出会った。
こうして空太はましろと寮の住人も含めて、どたばたとした生活が始まった。
ジャンルは日常系ラブコメだったが、ヒロインのましとは保護欲や父性がわいてくるような天然無垢な少女だった。
ましろは物心つく前から絵を描いてきたせいで世間一般の常識がなく、服を着なければならないという考えがなかったり、コンビニに並んでいる食べ物をお金を払わずに食べてしまったり問題児もいいところだった。まさにペットのように世話が必要で、空太はそんなましろの世話係になった。

ましろは朝起こしに行ったら全裸だし、空太に服を着ろと言われればいちいち「パンツは?」と確認するほどだった。顔を洗えば何故か全身ずぶ濡れになって、空太にブラをつけろと言われなかったからつけていないw
もちろん男の前で平気で服を脱いだりする。ここまで世間知らずだと空太は自分色に染めることができそうだと思った。可能なら羨ましいことだw
ましろがやってきた2週間が経ち、空太はましろが少女漫画を描いていることが気になりつつあった。勝ってに読んでつまらないと評価を下し、いつものように起こすと下半身はパジャマを着ていたなかった。同じ寮の
美咲先輩が「ズボンがない方が空太が喜ぶ」とアドバイスしたため実行したらしい。脚にかかるパンツがいい。

ましろはすでに画家としてその天才っぷりを発揮していたが、将来的には漫画家1本でやっていきたいそうだ。こんなに常識がないのに漫画なんて描けるのだろうかと思うが、本気のようだった。
この美咲先輩も幼馴染みの誕生日プレゼンに全裸にリボンの自分をプレゼントしていて面白かった。

ましろは漫画の資料のために空太にいきなり「脱いで」と頼んでいたw そして空太が断ると自分が脱ごうとしていた。主人公が羨ましい。
そしてましろは渋々脱いだ空太の上に馬乗りとなり「セックスしたことある?」と聞いてきて面白かった。こういうことはなぜか知っているようだw

こんな状況でこんなセリフを言われる主人公の心境はいかなるものだろうかねw
空太は変人扱いされるさくら荘から出て行きたがっていたが、ネコやましろを言い訳にそれを実行せずにいた。同じ寮の
仁先輩にその辺りを指摘され大いに悩んでいたが、はたしてどのような道を選ぶのだろうかね。
そんなところで、ましろの天然ではちゃめちゃな行動が可愛くて面白い物語だった。
個人的な評価★★★★☆
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