天空 すふぃあ
講談社
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空の境界 the Garden of sinners 7巻 感想です。
荒耶が命と引き換えに捕らえた式を取り戻すために燈子さんが動き出した。
敵本拠地で待ち構えていたのは赤いジャケットに赤いハットでお馴染みかつての学友のアルバ。
燈子さんへの嫉妬と殺意を隠さない一方で、燈子さんはアルバのことなんて目に入ってなくて完全に雑魚扱いで笑ったw

式が敵を倒す物語だから燈子さんが表に出てくるのは珍しい。だからこそここから始まる戦いは面白かった。
アルバも多少は成長したようだが、燈子さんの使い魔にはまったく攻撃は通じず。戦闘向きでない燈子さんの無双だった。
アルバも「リピート」と唱えると同じ魔術を長い詠唱なしで使えたり、魔術師としては強いんだろうけどね。残念ながらケイネス先生と同じく噛ませ犬だ。
アルバに止めを刺す前に死んだと思われていた荒耶が現れた。荒耶がやろうとしていることを燈子さんとの問答で語っていたけど、正直よくわからなかった。
この結界内で根源の渦に到達しようとすると抑止力とやらが働いてそれを阻害するから、両義式の身体を使って到達しようとしているという理解でいいのかな。

なぜ式なのかとか「 」はさっぱり理解できなかったけど。
この工房内なら荒弥はやりたい放題。今度は燈子さんがやられる番だった…
イリヤみたいにハートを鷲掴みにされ致命傷を負ってしまった。荒耶はこの燈子さんを本物と判断していたけど、まぁ荒耶でも燈子さんの人形と本物の区別はつかない気がする。

燈子さんは死に際に二種類の抑止力について語っていて、荒耶が敵視しているのは人類の意志による抑止力。この町にたまたま邪魔をする燈子さんが居たなどのことのようだ。
でも燈子さん的にはお前の目的を邪魔するのはそっちじゃなくて世界の本能であるエミヤのような抑止力だよと言いたかったのかな。
荒耶は燈子さんの首を回収してアルバにプレゼントした。アルバはこの状態でも隙あらば反撃してくると警告しながらも「傷んだ赤色」という禁句を口にして隙を見せたりしていたw

荒耶が「お前の運命は決まっている」と言ったのはそういうことだろうw
式を救える人間は残り、黒桐と巴のみ。巴は自分の命を犠牲に式を助けようとしていたが、黒桐によりその考えの過ちに気づき、家庭崩壊する前の幸せだった時期も思い出し二人してマンションに向かったのだった。

そして黒桐の前には燈子さんの首を抱えたアルバが現れた。魔術師でない黒桐にとってアルバは雑魚ではない。民間人であるこの二人がどう活躍するのか期待だ。
個人的な評価★★★★☆
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