裕時 悠示
SBクリエイティブ
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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 9巻 感想です。
皆幸せハーレムルートを突き進むことに決めた鋭太。しかしハーレムなんて世間体が悪い。また、医学部推薦資格を得るにはただ勉強ができるだけでは足りなかった。
そこで思いついたのが生徒会長になること。生徒会長になれば世間体も良いし、医学部推薦のための内申点も申し分ない。
こうして鋭太の二つの夢を同時に叶えるための第一歩が始まった。
ハーレム対象の4人の内、提案者の愛衣はともかく、残りの3人の理解を得るのは難航。
英太は一番話しやすいヒメからこの提案を打ち明けるが、ヒメは鋭太の予想外にしっかりとした自分の考えを持っていてもはや中二病の痛い少女のキャラ設定が嘘のようだった。
千和に対してはハーレム計画を打ち明けられず。千和は鋭太に好意があるのは事実だけど、どこかそっけない感じでどのキャラよりも平常心でいる感じだった。
千和は態度が普通すぎてスタンスが現状よくわからなかった。昔は他のヒロインと鋭太の取り合いに必至だったのに、今や真涼と別れて正妻の余裕だろうか。でも、鋭太と真涼の関係の詳細を知らないという点で危機感を抱いていないのかもしれない。
そして真涼は今回一番感情の変化が大きかった。ずっと不安定。鋭太を千和に譲るという考えは頑なに曲げなかったが、人知れず鋭太のことが好きで好きでたまらない様子を見ると居た堪れない気持ちになってくる。
鋭太は生徒会長選挙のための推薦人としてヒロインたち4人を考えるが、真涼だけは味方になってはくれなかった…
しかし妹の金髪豚野郎はカオルの壁ドンで簡単に落ちるチョロインで、味方になってくれて面白かった。ややシリアスなムードの物語の中、貴重な道化役だ。
生徒会選挙立候補の演説で鋭太は計画通りにうまくやるが、鋭太の後に現れたのは真涼で鋭太の演説よりもインパクトを与え鋭太の敵に回る道を選んだのだった。
真涼は吹っ切れたらしく、鋭太がジョナサンなら自分はディオになると敵になることでやっといつもの真涼らしくなったw
鋭太も強敵(ライバル)の出現でどこかイキイキとしていて、なんだかバトル漫画みたいな展開になったけど、最後の最後に物語が明るくなったように感じた。
生徒会長選での鋭太VS真涼の公的には元カップル対決がどういう結末を迎えるのか次回楽しみだ。そしてここからどうやってヒロインたちの理解を得てハーレムを実現させるのか、鋭太のお手並みも期待しておこうw
個人的な評価★★★★☆
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