ヒロモト ヒロキ
アスキー・メディアワークス (2011-04-04)
人間は遺伝子の乗り物に過ぎず、操縦者たる遺伝子の持つ願望“遺伝子的に最高の子供を誕生させる”ために相性最高のカップルを国がコンピュータで選択し、14歳以上になったとき教えてくれるというシステムが確立された世界で、選ばれた2人が織りなすオムニバス形式の物語だった。
国が最高に相性のいいパートナーを選んでくれるって少子化対策にいいね。でも相手がDQNだったら嫌だ。それに14歳以上だからそれが14歳で来るかそれ以上の年齢で来るかもわからない。一生相手が見つからないというのも嫌だな…
しかし、そんな夢もキボーもありゃしない話ではなく、登場するカップル達は幸せそうだった。リア充氏ねw
そして最初の相性最高のカップリング「
優一×真奈美」で、2人は実の兄と妹で驚いたww
1話から面白い設定だが、近親相姦の時点でDNA的に相性最高とは思えないんだけどなぁ。
カップリングセンターに訪れてお互い相手と初対面してみたら兄と妹なんてひどい冗談だと思っただろう。
この兄は普通の兄だったが、妹はどこかの“こんなに可愛いわけがない”妹顔負けの妹でミスコンで1位を取ったり、タレント事務所にスカウトされたりしていた。
兄妹の仲は良くもなく悪くもない様子だったけど、この結果を知ってからの兄は妹を意識して欲情したりしていて面白かった。妹は普通だったけど。こういうところは女が強いんだろう。
でも少しずつ妹が兄にデレたり、弱さを見せたりしてきて可愛かった。兄妹で一緒にお風呂に入るのもいいねw
画像このカップリングの結果は断ることができるそうだけど、2人が選んだ結果は…
巻末に7年後のエピローグも収録されていて、いい兄妹愛のエピソードだったw
二組目のカップリングは「
潤×麻衣」。
この2人はすでにカップルとして成立していて、付き合ってイチャイチャしていた。麻衣は潤から見てみれば、友人の姉という存在だが、2人が付き合っていることは周りには内緒にしていた。
さらに麻衣は才色兼備で高校生でありながらプロの小説家というスーパー女子高生だった。性格はぶっきらぼうな感じでいつもムスッっとしているけど。
そんな麻衣が潤と二人きりのときだけ、可愛い寝顔を見せたり、ぶっきらぼうなりにデレたりして可愛かった。“文学少女”の琴吹さんを思い出すキャラだった。
イチャイチャしたい潤に対しキスくらいならいいと応えるところとか、見てるこっちが恥ずかしくなったw

照れながらも潤を自分の家にこっそり招待した麻衣だが、潤にエッチな本を見つけられた。潤のためにそういった勉強をしていたのが本当に可愛らしい。
この二人も最初の二人に負けず劣らず、アグレッシブで一緒のトイレにも入っていたwそこでお互い服が汚れてしまったため、麻衣の部屋でお互い裸になり二人仲良く毛布にくるまっていた。寒そうな潤を麻衣が一緒に毛布にくるまろうと誘うところはまた恥ずかしくなる。
でも麻衣は自分の部屋なんだから自分の着替えくらい持っていただろう。それなのにね…w
お風呂も当然一緒に入っていた。このカップルあまりにもラブラブすぎる!!
この二人の話は2巻に続くようだ。しかしもうハッピーエンドしか見えないw
そんな感じでラブラブな二人のイチャイチャな日常を見せつけるという悪魔のようなマンガだったw
リア充氏ね!
個人的な評価★★★★★
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