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マンガとかラノベ等の感想ブログ

マンガ、ライトノベル、アニメ等の感想を書いているブログです。漫画やラノベの発売日情報も載せています。

リアルボンバーマンが普及してしまった世界で新シリーズ開始!「BTOOOM! U-18」 1巻 感想 

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BTOOOM! U-18 1巻 感想です。

前作はDark真実編とLight友情編に分かれてそれぞれ異なる結末を迎えた。

友情編は黒幕がBTOOOMへの支援を凍結してしまうし、真実編は黒幕が死亡する。だからこの世界線がどちらかというのはわからない。

いずれにしろ残念ながらBTOOOMというデスゲームが一般社会で普及し、前作からの設定通り観覧者にはCG処理された映像しか見れないからこれはデスゲームなどではないと思っている人も多数いる暗黒の世界となっていた。まったく坂本たちの苦労とは一体…

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そして今回のBTOOOMの参加者は全員18歳以下の未成年。最悪な世の中になっている。

主人公は人気動画配信者の「KAN」という少年。この辺りの設定は時代を感じるねw

彼はこのデスゲームで失った親友のためBTOOOMをぶっ壊すことを目的に自らを指名して参加していた。

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前作同様生き残った4人には何でも願いを叶えてもらえる権利が与えられる他、さらにゲーム性に富んだルールが追加されていた。

まずはデスゾーン。時間経過でバトルフィールドは狭まっていき、エリア外に出ると死亡という新ルール。坂本たちの戦いでは膠着状態になったり闘いが長期化したから追加された感じがするルールだ。

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デスゾーンの内側20mには警告エリアとして電気が流れるエリアもあるからこれも今後ゲームに使われそう。

もう一つが拍手機能。これは観覧者が参加者のプレイを見て拍手を送りその数に応じて補給物資が貰えるというもの。

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これも積極的に戦わなければ不利になるというものだね。

運営さんはしっかり前回の反省を生かしている。悪いことに。


ヒロインは「」という過去に人を殺めたことがある少女。人畜無害そうで登場早々他のプレイヤーに襲われていた。なんかヒミコと重なる部分がある気がするw

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KANは坂本のような天才プレイヤーではない。だから彼の武器はこのBTOOOMの動画の生配信にあった。

元々の動画配信者としての人気により拍手は集まりやすくライバルよりも補給が受けやすい。また公式配信を見ている視聴者から普通にプレイしているだけではわからないバトルフィールドの情報を得ることができていた。死角や警告など生死を分かつ情報は有益。

彼の生配信を見てアドバイスをくれる人の中には迷彩柄でドクロマークというどこか既視感のあるアイコンの人もいた。

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この世界でヒミコが何をしているのかはわからないが、アンチBTOOOM活動をしてくれていることを祈ろう。

前作のヒロインは守られる機会が多かったが、今回のヒロインは結構攻めてきた。どうやら二重人格とかそんな類のキャラクターらしい。

他のプレイヤーにデスゾーンに投げ込まれそうになっていると現れた人格は、返り討ちにするほど好戦的なようだった。

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デスゾーンで死亡したらチップ回収できそうにないけど、今回は単に規定人数倒したらクリアとかかもしれないね。


新しい物語の状況説明も終わり挨拶代わりの小規模な闘いもあって、未成年同士によるリアルボンバーマンは次回からますます激しいものとなってくるだろう。

前作の主人公たちの健闘空しくBTOOOMが普及してしまった世界で、よりスピーディかつ好戦的なルールが追加された新たなデスゲームを前作の天才とは違った戦い方で切り抜ける主人公の姿を楽しみにしよう。

個人的な評価
★★★★☆



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リアルボンバーマンはマルチエンディングで完結! BTOOOM! 26巻 Light友情編&Dark真実編 感想 

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BTOOOM! 26巻 Light友情編 Dark真実編 感想です。

物語は坂本が織田の説得を試みるLight友情編と織田の決闘の申し出に乗り死闘を臨むDark真実編に分かれてそれぞれ完結。

二つの26巻まとめてレビューしようと思う。

友情編、真実編、織田の説得をするしないに関わらず織田は戦闘を臨み坂本との最終決戦は勃発してしまった。

最後の戦いだけあって終盤は爆弾ではなく拳で勝負する場面もあり、野生のバトルであった。

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違いは坂本の戦闘のスタンスの違い説得しようとするか仕留めようとするか。

友情編では織田との闘いで仲間たちが言葉がなくても意図が伝わる阿吽の呼吸で織田を生かしたまま無力化したところが見どころだった。

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これが友情編の由来なんじゃないかと思う。

散々ヘイトを溜めてきたドローンで戦争した気分になってイキっていた少女は飛行機が墜落し特殊部隊との直接戦闘になって初めて心が折れ戦争を実感したのがよかった。

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予定通りの坂本たちは大勝利して黒幕の総帥は大激怒。

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こいつが生存してしまうのもLightな要素だろうかね。

でも鷹嘴は気持ち悪いおじさんに売られてしまうようで、それを慰めにするしかないようだ。

ヒミコと坂本の結婚はめでたいね。ヒミコはまだ16歳だしw

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こうしてLight友情編は黒幕こそ倒せなかったが、最低限の身の回りの平和だけは守れたという展開だった。


さてDark真実編はその反対。死が物語を彩るこの作品の黒い部分を煮詰めたような展開だった。

かつて友人だった坂本と織田が互いに敵対したまま結末を迎える救いの無さw

だが、この二人以外は安定していて、サイコパスだった吉良が命をかけて人質に取られていた上杉と輝夜を助けたのは良かった。これが本当の吉良のエンディングだろう。

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坂本と織田の戦いは友情編と違って命の奪い合い。友情編では仲間たちのおかげで織田を無力化できたが、真実編では仲間たちを守るために坂本が織田と相討ちを選ぶ展開となっていた…

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この対極となるクライマックスシーンも酷な物語だった。

そしてここまで皆を霊的な力で守ってきた輝夜様も、最後の最後のこの場面では守り切れずまさかの死亡。

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最後の神頼みまで死亡という形で終わり、無情。

そして真実とはヒミコが黒幕の総帥の娘だっということ。妾の子はたくさんいるが優秀な子は引き抜いて正式なファミリーとして迎えているそうだ。

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しかし当然愛する坂本を死なせた黒幕の申し出なんてお断り。憎悪の感情が消えないヒミコは隠し持っていた烈火ガス式のBIMを披露!

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最後の武器はこれまで色々BIMとたわわむれてきたおっぱいだった!跳ね返したり、乗せられたりしたのが懐かしい。最後は挟んで使用。

ヒミコは護衛にハチの巣にされるが、BIMは起動し世界の黒幕は悲惨な末路を迎えたのだった。

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世界最悪の黒幕を倒したヒミコは一命と取り留め、他の僅かな生き残りたちと世界の立て直しをすることを誓っていた。坂本が救ってくれた命を大切に使って…

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こんな感じでこちらは世界は救えたけど、身の回りの平和は保てなかったという結末。

友情編もすべてがハッピーエンドというわけではなく、真実編もすべてがバッドエンドというわけではない。シュタインズ・ゲート世界戦が欲しい物語だった。

マンガでこんな結末の描き方をしたのはとても面白い試みで、どちらも我慢してなくとても濃く読み応えるのある物語に仕上がっていた。

ゲームの最強プレイヤーの坂本が無双をしながらも、それでも苦戦する敵と対峙して都度成長してまた無双する。最初は引きこもりだったが、最後はみごとヒーローとなり面白い物語だった。

まだスピンオフシリーズがあるらしいからそちらも期待せずにはいられない。

個人的な評価
★★★★☆



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再びゲームが始まる…!?「BTOOOM!」 25巻 感想 

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BTOOOM! 25巻 感想です。

特殊部隊の導入や凄腕ハッカーの救援、飯田や義父の立てこもりによりリアルボンバーマンの中止が現実味を帯びてきたが、敵のドローン部隊の襲来によりその希望も頓挫し始めるのが前回までの物語。


先行して保護され速やかに島から脱出しようとしていた織田は救援一人の命とボート一隻を失って再び島に引き返すことになってしまっていた。

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非人道的な兵器をゲーム感覚で使ってくる敵さんの絶対島から脱出させてなるものかという強い意志を感じる展開だった。

一方でスーパーハッカーのペリエもハッキング対決に敗北してクリア扱いにはしたが、逃げざるを得ない状況に追い込まれてしまった。

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日本国内で指令室を乗っ取り籠城している飯田と坂本の義父も特殊部隊に攻め入られ拘束されてしまった。

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こうして一時は優勢だった状況がすごい勢いで劣勢に陥ってしまった。まるで仮想通貨の暴落のような勢いだった。

しかもまだまだ坂本たちに不利な展開は続き、オカルトパワーで坂本たちを導いてきた照夜がレーザーで撃たれて瀕死の重傷を負ってしまった。

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照夜の過去エピソードをやったり死亡フラグで怖いんだけど…

坂本達は照夜を抱きかかえながらドローンから逃げ織田と合流を果たしていた。これで生き残りは全員集まったことになる。

わずかにあった希望ある展開と言えば、飯田がスポンサーに現状を暴露したことと、坂本&吉良のコンビネーションでドローンを一台撃破したこと。

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爆弾の残りが僅かなのが気になるが、この二人が手を組めば無敵に思えるw これも照夜のおかげだ。

飯田の最後のあがきによってゲーム続行を強いられた運営側は坂本たちに残り3人になるまで戦うように指示をした。

ハッキングによってクリア認定されている坂本たちに何のメリットもないが、不正にクリアして逃げても財団の力で絶対見つけ出すと脅し、病気の母が心配な織田にこの脅しは効果は抜群だった…

照夜やヒミコを狙えば楽にクリアできる展開だが、最後は坂本との決闘を望んだのだった。

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そして次回は何とルート分岐!

次の26巻で物語は完結だそうだが、なんと友情編と真実編という2冊の26巻が同時発売されるそうで、すごい試みだと思う!

どちらも買うぜ!

個人的な評価
★★★★☆



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チームワークが勝負の決め手が…!?「BTOOOM!」 24巻 感想 

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BTOOOM! 24巻 感想です。

ドローン軍団との全面対決のエピソード。敵も味方もそれぞれのチームワークというものが勝負の鍵となる戦いであった。

ペリエがハッキング完了するまで1時間要するため、その間ドローンの猛攻から生き残らなければならなかった。

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だがドローン相手でもBTOOOM素人の操作なんて坂本にとっては雑魚に等しく、力強い働きだった。

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ただ歩行型のドローンはBIMがほとんど通じず難敵。

その相手に吉良が東郷の残したリモコン式BIMを使って応戦したのが熱かった。東郷さん死してなお存在感を示す。

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しかも吉良は坂本たちを信じて自ら飛び出したし、敵は自分だけが楽しんで成果を上げようとしているのと正反対だった。

吉良がどの番号の爆弾をセットしたのかわからないという状況で、見事に推理して適格なスイッチを押した坂本もさすがだった。

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重装備を有していながらまったく連携できていない敵ドローン軍にここまで対抗できているのもこのチームワークの差だろう。ジャイアントキリングで面白い!

外で戦っている飯田たちも社員たちの間で信頼関係が試されるような展開になっていて、今回は全体的にチームワーク回だった。

島に来る前は詐欺師をしていたり、島でも色々悪さをした上杉も照夜に救われたのはほっとするシーンだった。

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社会不適合者が集められた島だが、終盤に入りみんな改心して救われているね。これで生き残れなかった残酷にもほどがあるレベルだ。

しかし状況はよろしくない。ドローンはまだまだたくさんいるし、外では高嘴が暗躍している。ラスボスも余裕の態度を崩さない。

次回は織田の状況が描かれるみたいで、決着に向けて目が離せない展開だった。



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米軍のドローン軍と戦争…!?「BTOOOM!」 23巻 感想 

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BTOOOM! 22巻 感想です。

救出部隊を率いたペリエたちが坂本たちの前に現れた一方で、織田は眼の病所が悪化し視力を著しく失っていた。

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人間以下のトカゲの相手さえ一苦労でBIMの爆炎を明かり代わりに森を進む姿にかなりの不安を感じた。

坂本はタブレット越しに義父と再会。命がけで自分の救出作戦に参加してくれていたことを知り、初めて「親父」と呼んだ。いいシーンだったが島からの脱出前に家族の問題が解決してしまいちょっと死亡フラグ?

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懸念事項だった吉岡はヒミコの体当たりと、土壇場での天罰的な不幸で落下。

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ヒミコの冷たい目線が良かった。

やっと訪れた平和で緊張の糸が切れたのか、ペリエの作業待ちの坂本たちは和んでいた。

吉良も照夜様に認められ救われ、今や坂本を尊敬し憧れの対象として見るくらい真っ当になっていた。

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坂本とヒミコのイチャイチャぶりは他に人がいることを忘れているのかと疑うレベルで、もはやそこは戦場の空気ではなかった。印刷は白黒だが空気の色がショッキングピンク色。

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織田も何だかんだでペリエ勢力に助けられこれなら安心できるかな。

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ところが、ペリエがハッキングを完了する前に米軍のドローン兵がプレイヤーの掃討にやってきてしまった。弛緩した空気が突然なくなり島での最後の戦いが始まった。

ドローンは歩行型から飛行型まで複数あり、特に歩行型はBIM無効で様々なセンサーによるサーチと殺傷能力の極みのような武装を持っていた。蟻が象に挑むような戦力の違い。

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幸いにしてゲームシステムのレーダーが使えなくなってはいるが、戦いではなくドローンからの逃亡ゲームに近いかも。

これまで蝙蝠のようだった上杉は輝夜を助けるために自らの意志で囮になったところはかっこよかった。この男を再評価しなければならいかも。土壇場で神の加護とも思えるような幸運にも恵まれ吉岡との違いも面白かったw

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吉岡はしぶとくもまだ生きていて恨みのあるヒミコを襲おうとしていた。しかしドローンに遭遇。そのドローンをチップを集めた勝者の回収のためのドローンだと思っていたところを、レーザーで真っ二つに。ヘッドショットで一撃のはずなのに、オーバーキルしてくるドローンさんマジ怖い。

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助けが来て緩みに緩み切った空気から一転してこれまで以上に死と隣り合わせの状況になり、希望と絶望の落差がすさまじい展開だった。

これでももしもペリエが退場してしまったらどうなるんだろうか。現状全ての希望で有能すぎるペリエが最前線にやってきてしまっていることが心配だ。

個人的な評価
★★★★☆



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プロフィール

じゃいろぺりん

管理人:じゃいろぺりん
自己紹介:好きな漫画は ジョジョの奇妙な冒険 や よつばと!、デスノート など。欲しいものは文章力。

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