浅見百合子
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016-04-27)
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Angel Beats! -Heaven's Door- 10巻 感想です。
アニメ本編が始まる時間よりも前の物語も巻数が2桁目に突入。こういう作品でここまで続くのもすごいことだ。しかしクライマックスに近づいているらしい。ゴールは音無の登場のところだろうか。
死後の世界の学園では卒業式が差し迫っていた。人間は卒業式をしてもまた同じクラスに再配属されるがNPCは卒業と共に消失。よって現バンドメンバーでNPCの新木さんはもうすぐ消えてしまう。
消えてしまうNPCに対しての考え方が岩沢とひさ子とではまるっきり違ったひさ子は割り切っているのに対し、岩沢はかなり動揺していた。

そこで岩沢は卒業ライブの開催を決め、新木さんとも音楽以外での話題もするようになった。
ゲームでも音楽○チだった岩沢さんが音楽以外に興味を持つというのがとても珍しい光景だった。そして音楽以外は総じてポンコツで意外に可愛い。
新木さんがまるでお姉さんのようにリードしていて、とても百合っぽい思い出作りが繰り広げられていたw

だがひさ子は置いてけぼりにされていて、その隙に学園の別の人気バンドがヘッドハンティングにやってきていた。NPCでもけっこうファンキーな生徒がいるんだなぁと思ったw

ひさ子は別バンドとの交流を経てこっちも悪くないと考えるようになり、この世界から消えるためのチャンスは色々転がっていると感じた。これこそがゆりたちが探し求める神なのかもね。最初の日向のトラウマの女子マネージャーもそうだし。
ゆりは生徒会長の天使ちゃんに卒業ライブの許可を貰い行くが、新たに生徒会副会長に就任した直井により却下。直井は初登場だね。

何でも言うがままの天然天使ちゃんマジ天使。ゲームでも音無に言われていたけど、かなり天然なんだよなぁ。この子。当時アニメでももっとこの天然キャラを掘り下げて欲しかった。
さて、岩沢さんと新井さんの関係はさらに発展していて、口元についたご飯粒をキスするかのように取るくらいの仲になっていた。

ほんとアニメで見たかったシーンが盛りだくさんだな!このコミック!あのアニメ本編に対してこういったシーンはそぐわなかったのかな。
これを決定打にひさ子は岩沢ではなくNPC別バンドの卒業ライブに参加することにしてしまった。
だがライブ中、岩沢に未練のあるひさ子の前に現れたのはその岩沢だった。
ここから関係修復の流れのようだ。そしてガルデモが結成されるのかな。岩沢が新井とカラスの話をしていたのも伏線な気がする。
今回の物語では岩沢とひさ子の関係を描いているんだけど、個人的には岩沢と新井の百合な女の子同士の百合な友情の方が印象に残った。まぁ本題は次巻だね。引き的に。
個人的な評価★★★★☆
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