高城計 海冬レイジ(原作)
メディアファクトリー (2011-10-22)
今回で魔術喰い編は完結で、犯人が明かされたり怒涛の展開の中身の濃い内容だった!
リゼットに不覚を取り重傷を負わされた雷真は気絶し、夜々も拘束されてしまった。そんな中、シャルは魔術喰いを探すために寮を抜けだし彷徨っていると、風紀委員のフェリクスのおとり調査に引っ掛かってしまった。そして様々な証拠から魔術喰いの犯人とされてしまった。証拠が揃っている冤罪ほど辛いものはないだろう。
フェリクスの自動人形を呼び出し部下を引きさがらせシャルと二人っきりになり、自分が魔術喰いだと正体を明かした。シャルへの優しさも全て偽りでとんだクズ野郎だった。
シグムントも負傷し絶対絶命というときに雷真と夜々は現れたw
夜々はあそこまで拘束された状態でどうやって脱出したのか原理が気になるね。特別なんだろうが、何か他の自動人形との決定的な違いがあるんだろうか?主人公もよく意識を取り戻したものだ。
後半はフェリクスとのバトルで今回のボスに相応しい強さを持っていた。フェリクスはリゼットを殺し自動人形と入れ替えこれまで過ごしてきたようだった。フェリクスの自動人形の本名はエリザと言い、普通に魔術喰いを楽しんでいるようだった。とにかくとことん悪いやつだった。見た目はFateのセイバーみたいでかっこいいのに残念。
パワーファイターな夜々に対しエリザは搦め手を攻めて来た。しかも喰った魔巧魔術を複数同時に使えるというバトル漫画で一人は居そうな協力な能力を持っていた。自らの身体を液体にできるとかチートもいいところだろうw
しかし雷真はその弱点を見破った。盗んだ能力は一度しか使えない使い捨てだそうだ。だから液体には1回しかなれなかった。その代わり殺されたリゼットが持っていた腐食させる霧になる能力を使ってきた。
液体とか霧とか夜々と相性が悪すぎるし、そもそも強すぎる気がする。元々の自動人形はずっと液体になれるんだろうし。よく魔術喰いに負けたものだ。
霧に拘束され夜々の服はとかされ始めたが、夜々はその霧を殴り飛ばした。夜々は硬化能力を持っていて血液までそれは作用するから血液を予めエリザに混ぜていたそうだ。こうすることで実体のあるエリザを殴り飛ばし勝利した。こういう攻略法があるなら大丈夫かもしれないね。
この一件で雷真はヴァルプルギスの夕べへの参加資格として手袋持ちとなった。シャルも雷真にデレデレとなった。
原作ではこれで1巻終了だろうかね?今回手袋をゲットしたから次からが本番かもしれない。
そして雷真が自室に戻るとドジっ子っぽい美少女が雷真を暗殺しようとしていた。きっとこいつもとりあえず仲間になるんだろう。
個人的な評価★★★☆☆
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