はっとり みつる
講談社 (2012-11-09)
ゾンビの研究施設ZoMAに行こうとしている礼弥とダリンになんとか追いついた千紘は一緒にZoMAに行くことにした。
ZoMAに到着するとそこで待っていたのはダリンの母ではなく父
来宮・サルヴァ・アーシェントだった。

ダリンの父はZoMAでゾンビ研究のチーフをやっていた。まず見た目から母親だと見せかけておいて、ゾンビっぽい雰囲気だからもしかしたらと思ったらそんな考えは的外れで性別男かよ。どんな設定だ。
サルヴァも千紘同様ゾンビ萌えだったが、実の娘には研究者としての興味感心は内容で冷たい印象を受けた。
研究所に到着してまもなく礼弥の検査が始まったが、それが成人男性向けDVDのインタビューみたいで、そのあと大衆の前で実際全裸になっていたり、まさしくそれっぽかったw


人間ドッグではなく、ゾンビドッグも行われ、礼弥は生前に蘇生丸を飲んだため脳死に至るプロセスがキャンセルされ、まだ脳の一部が生命活動を続けていることが明らかになった。
このまだ人間の部分が残っているという事実は礼弥の未来を救う手立てになるんだろうかね。混濁期を迎えているばーぶも。救われない未来は悲しいしなぁ。
その日は研究所で一夜を過ごすことになった礼弥と千紘だったが、二人は別々の部屋だった。
そして二人が目を覚ますと、千紘は混濁期を越えて終末期(ターミナル・イーター)を迎えて腐りきったゾンビたちに囲まれていた。

これぞ漫画や映画でよく見る萌えない方のゾンビだね。そして礼弥はゾンビに襲われてもがく千紘の映像を見せられていた。なんと非人道的な実験なんだろうか。ゾンビを作っている時点であれだけど…
しかしゾンビに襲われる千紘を見た礼弥が叫んだ言葉が「降谷くんは…… 私が食べるんだからぁぁああ」で、どんなに美少女でもゾンビなんだなと思ったw 最近暴走してないから忘れていたけどやっぱ礼弥も怖い。
礼弥は千紘を助けるために、隔離している窓を割り行動を起こそうとしていたが、サルヴァは約束を破り礼弥を薬で動けなくして脳を切り開いて何かをしたようだった。

ダリンはまだ後ろめたさを感じていたようだけど、こいつはやばそうだ。ハンター×ハンターでポックルが「あっ…あっ」と言ってるシーンを思い出した…
この手術のせいか再び目覚めた礼弥はダリンの記憶を失っていた。ばーぶのことを覚えていたのに。

それなら千紘のことはどうなんだろうか。あと脳を弄くりまわされて何をされたんだろう。なかなかエグイシーンだった。
一方千紘はゾンビに脚を食べられてしまっている描写があったけど、これはさすがにブラフだね。わかりやすい。
ダリンが助けたとかそんなところだろう。
個人的な評価★★★★☆
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