竹宮 ゆゆこ
アスキー・メディアワークス (2012-06-08)
売り上げランキング: 15
今回はこれまで二次元にしか興味がないくらいの説明しかなかった二次元君にスポットを当てたスピンオフで、彼がどうして二次元にしか興味を持てなくなったのかとか二次元君とはどんなやつなのかがじっくり語られる内容となっていた。
で、表紙は誰なんだと最初思ったが、表紙のキャラは
VJという名前の二次元君の脳内嫁であった。しかもオリジナルキャラで、二次元君はいつもこのキャラと妄想の会話をしていて痛いことこの上なかった。
それだけならまだ、個人の自由かもしれないが、このキャラの良さを万里ややなっさんに熱く語っているところとかもう目も当てられないw
とにかく二次元君はとことん二次元が大好きな痛い青年ということが伝わってくる物語だったw
そんな二次元が大好きな二次元君の前に二人のヒロインが現れた。一人がしばらく疎遠だった後輩の
秋、もう一人が大学で出会ったBL同人作家で意気投合した
愛可。二人とも容姿端麗で、これまで二次元を愛する二次元君に尊敬の念を抱いていたのにこんな娘たちと知り合いなんてリア充爆発しろと思わずにはいられなかった。
二次元君は今のままの生活でいいのかと悩み、友人の伝手で合コンに参加したり、ラノベを書いて新人賞に応募しようとしたりもした。そうやって今を変えようとしている姿勢は感心するが、それでもやっぱり妄想のVJは登場していて面白かった。特にVJが脳内で服を脱いでも大事なところはちゃんと脳内で黒い海苔が付いていて見えないようになっていて笑えたw
秋や愛可と少しずつ交流を重ねまるでギャルゲーの主人公のような二次元君だったが、最後はラノベの主人公のようにかっこよく男を見せた。
二次元は愛すべき現実逃避キャラだと思ってたのに、最後の方は行動力ありすぎて所詮今時のリア充大学生にしか見えなかったぞ。
最後にヒロインの一人に告白し、その返事は書かれてなかったがなんとなく成功した気がする。この辺りは本編で触れられるかもしれない。そしてもう一人のヒロインはこのまま気の合う友人として過ごすのだろうか。
いやー、今後の妄想が膨らむ内容であった。今後本編を読むときには二次元君の味方が変わりそうだ。そういう意味で早く新刊が読みたくなる内容だった!
個人的な評価★★★★★
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