咲-Saki- 23巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)
咲-Saki- 23巻 感想です。
表紙は憧ちゃんで気を抜くと阿知賀編のコミックスと間違えそう。
物語は全国大会団体戦決勝中堅戦。
清澄高校からは麻雀部部長の竹井久が長年の夢の舞台に登場!
他、阿知賀からは無能力者ながら堅実に強い
新子憧、臨海女子は飛んだり歌ったりする能力者の
雀明華、白糸台からは収穫の時(ハーベストタイム)の能力を持つ
渋谷尭深。
入場シーンは心が濁っているのか憧ちゃんが下半身丸出しに見えてしまう。

対局前に右腕を名誉の負傷してしまった久はそれを仲間たちには伝えず卓についた。
久は物語開始当初からずっと夢見ていた団体戦での全国の決勝の場に立てたことで激痛も一時忘れるほどの楽しさを感じていて、1巻から追ってきたファンとして感無量だった。
長い物語で何気にずっと謎だった久のプライベートもここにきて語られた。
カツ丼大好き藤田プロとの出会いから団体戦に拘る理由など、ずっと一人だった久が今や数多くの仲間を得て今この場に立っていることに、いつもの部長として毅然とした姿から離れた久としての姿を見た気がした。
でも一番驚いたのは久の両親が共に母親でどうやら同性の間に生まれたらしいことw

iPS細胞の研究進んでいるなぁと思ったw 風越の部長が久のことを上埜さんと呼ぶ理由は両親の離婚の影響。
試合前は危惧していた腕の負傷もそれを感じさせないほどに絶好調。
当初は悪待ちはただのジンクスや心理戦のようなものだと思っていたけど、決勝に来て優希の東風での強さのように異能の扱いになったようだ。和了率が高いらしいし。

それでも対戦相手も異能力持ちがいる。
オーラスまでの局の自分が一巡目に捨てた牌がオーラスに集まってくるという渋谷尭深のとんでも能力 収穫の時(ハーベストタイム)が前半戦オーラスに発動。上手く使うことで初手で役満確定だから凶悪。

しかし今回は字牌を上手く捨てることができていなかったためとりあえずオーラス一巡目で役満にはならず。
だがほぼ役満が揃っているためこれを和了らせるわけにはいかず、これを止めたのが憧ちゃん!

なかなか止められないという渋谷尭深の能力を止めたのは伊達にこの場に立っていないということだろう。
憧ちゃんも久も頭脳戦タイプだから二人の対決も面白い。互いに大将の強さを仄めかせけん制したりしてたし。
中堅戦はここからまだ雀明華が能力を発動しそうで見どころがまだまだありそうだった。
巻中のカラーページでは心が曇っていると如何わしい漫画の1ページに見えてしまうから注意が必要だった。咲-Saki-健全健康な麻雀漫画。
個人的な評価★★★★☆
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